バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

カテゴリ : 柔術・武術・格闘技

【力の無効化】

1、スカす
2、角度を変える
3、バランスを狂わせる
4、錯覚に陥れる



3、4はもっぱらインナーの操作。いまのところの理解。



昨夜、メンバーたちの筋リリースで自身の緊張に鈍い方が多いことに気づいた。緊張があると加わる力にも感度が鈍る。

柔術で力むなと言われる所以。

「体重」「重さ」を使うとは対象者や物に「寄りかかる」か「ぶら下がる」こと。

武術で正しい姿勢は寄りかかりや、ぶら下がりを戒めたものと考える。

宇城師範は腰が曲がっていても技は使えると紹介していた。



日常動作で腕や脚を振り下ろすのは「体重」「重さ」に依存している。

もちろん日常では運動効率の良さから必然の動作。

でも、この使用では相手の抵抗を引き起こす。

ここに型や套路の意味があると考える。



体重依存からの脱却は対象に接触してからの話。

接触するまでは、

「1、目。2、脚。3、技」と古くからの伝えにあるように「目」「見切り」が大切となる。次に移動する「脚」。

使える武術家なら、まずは「見切り」があるはず。

ここも私の課題である。



現在、ネットなどで不思議系技術を見ることは多いが、見切りを目にすることは少ない。

見切りがなければ格闘技経験者や喧嘩慣れした素人に殴られてやられるだけだと思う。

当たらなければマイクタイソンのパンチだって平気だ(笑)


「体重」「重さ」は武器になる。技術がなくても誰でもすぐに使える。一方で相手の抵抗を引き起こす。諸刃の剣。使い方次第でここに練習の必要性がある。

伊藤先生に指導を受けている術理の一つに体重依存からの脱却がある。そのための馬歩。立ち方は重要。

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カルペディエム名古屋で行われた高橋サブミッションさんのセミナーに参加しました^ ^

内容はアームサドル、ノーギベリンボロ。グラップリングトップ戦線で戦う高橋さん。色々とアップデートさせていただきました。

技術練習は春日井さんと組ませていただきました。春日井さんは昨年秋に自らの道場を立ち上げました。

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若者、青年たちの活躍は嬉しいですね♪。彼らの活動を楽しみにしてます!

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今日はありがとうございました^ ^

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「刀禅」小用先生が著書を上梓されました。おめでとうございます。

謎の老師?!とのサブタイトルですが(笑)、何度か手を取ってご指導をいただいております。

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http://diary.nbjc.jp/archives/2150829.html

いつもニコニコ、優しいお人柄の小用先生。でも、私流の少し乱暴な表現をお許しいただけるなら、これまでお目にかかった武術家の中で喧嘩をしたら最も強いと思わせる気配を感じました。

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武術界でも実力者と知られる小用先生。益々のご活躍を祈念しております!!!

https://www.touzen.jp/

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柔術の術理は密着し、スペースを潰し打撃など攻撃を無力化することだ。クリンチが技術の核と考えている。

パスガードも同様で基本密着する。それで密着するまでどうするか。ここがフットワーク系のパスになる。中国武術的、合気道的な歩法も取り入れ、ムーブが一気に広がっている。

そんな中、レッグドラッグを軸とした野村さんの教則Vでフットワーク系をアップデートできた^ ^


格闘シーンでは五感の視覚と触覚情報処理が要求される。

時折、SNSなどに武術系の方がボコボコにされる動画がアップされる。

色々と言い分はあるのだろうが、見切りがないのは気になる。いにしえの達人は弟子などの不意打ちに対して、そばにあった薪やら鍋の蓋で応じたというが、見切りがあれば可能だろう。

見切りは視覚情報処理に属する。私は柔術を通じて触覚情報処理を磨いているが、視覚情報処理は十分と言えず、これからだ(笑)。

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