バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

カテゴリ : 書籍

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「昔の人は絞るとか逆をとるとかして、とにかく相手をウンと言わさないといかんことにしてました。立技で、例えば足払いなどで倒れてもそれだけでは負けたように思わなかった」

背中をつくと一本になるのはいつからなんでしょうね。

「当時、武徳会には段というものがなかった」

段や帯は講道館のオリジナル。先見性を感じる。

「大正八、九年から寝技に対する関心が高まりましたね。高専大会での四高の連勝を破るために六高が研究、工夫して関節技、絞技に鮮やかな連絡変化を見せるようになった」

「(第九回高専大会)試合中に六高がやった新しい膝関節技や足からみの形式で寝技に入る技が問題になって試合を中止して審議」

柔術も同じような歩み。まさに歴史は繰り返すか。

「高専大会の試合時間ははじめ、四将まで10分、三将15分、副将30分、大将無制限」

まさに死闘。

「生死の竿頭にたって如何に身を処すべきかという心構えを体得することだ」

心構えも納得。

「戦後は大衆ということを目標にして何でもかでも勝負をつけようとしてます。引分けなどというのは大衆がつまらんというからというのですかね。人間を練るというよりも興行価値の方が大切だという。せめて競技価値といってしかるべきでね。昔は同じ勝つにしても少しでも立派な技で勝てといったものです」

いまも競技と興行のバランスはテーマ。

「組む場合「軽く」ということもよくいわれた。「軽く」組めば相手の動きが指の感覚を通じて速やかに予知できる」「力まかせに組みつくなどというやり方は最も非合理的であるとして排撃された」

「「逃げる」のではなく「脱ける」といいなさい」「「逃げる」には命をかけた戦いの中の攻撃的精神が感じられない」「「脱ける」には反撃精神が包まれている」

「(岡野)先生の絞技は絞められている方は何の苦しみもなくあっという間に失神してしまう(頸動脈だけを上手に圧迫する)高級な技でした」「気持ちよく失神するため絞技による苦しみを感じることがない」

「当時の講道館柔道の足技表現の妙は、他流各派から驚嘆の眼で見られ大いに警戒されたもので、足技は講道館の主流をなしていたが、他流柔術家はその足技を避けるために自護体に構え寝技に引き込んだもの」「自護体で構えてくる相手に、講道館はさらに捨身技を研究した」

「相手が膝をつきまたは横に倒れて「ノコッタ」ときは寝技で攻撃するように指導」「ひとたび投技から寝技に変化したときは、どんなことがあっても相手を立たせない」「制しきるまで攻める」

「投技をかけ「ノコッタ」とき、崩袈裟固、横四方固に入り、相手の態勢に応じ、上四方固、崩上四方固に変化」「横四方に固め、相手がうつ伏せに逃げ」れば「送襟に変化」「相手の背中にのり、後方より制し」「送襟、片羽絞」「馬乗りになって縦四方」に変化。

抑え込みを基本とし、逃れる相手に絞技や関節。極め優先でポジションを従とするサブミッションレスリングと対照的。

おそらく将来のブラジリアン柔術もヨーロッパ柔道のような立技から寝技、即極めの流れになると予想する。

歴史を紐解くと、同じような課題や悩みに創意工夫で乗り越えていく知恵や工夫を感じる。やはりそこは人間なのだ。

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「終わってから天心にメイウェザーに何をどうやられたのか聞いたんです。そしたら「全部つぶされました。あれって何ですか?」と。相手が打とうと思ったときにパッと手を触って打てなくしてしまう。あれは「さばき」っていう技術なんです。相手の動きを読めるとできる」(byボクシングトレーナー葛西裕一)

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「2年ほどPPV事業に携わって、どうやれば熱を生み出し、どうすれば買っていただけるか、掴んだモノはあります。そこで大事なのが、無料放送でスターを作り、注目を集めることなんです。
お客様が「お金を払ってもいい」と思える個性豊かなキャラクター(選手)やストーリーを作っていくことが求められます。
むやみにPPVのコンテンツを作り上げても、視聴者のみなさんの家計を厳しくするだけですし「見たいのに見られない」状況が続けば、せっかく実を結び始めたPPV文化そのものが終わってしまいますから。
より多くの方々に見てもらえる無料放送コンテンツ作りが、これからのPPV戦略のポイントです」(byABEMAプロデューサー北野雄司)

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「試合で一番大事なのは勝ち負けです。本気で勝とうとしてるから、負けた時のせつなさも本物になる。"勝敗を超えた試合"なんて目指すもんじゃない。勝ち負けにこだわった結果、勝ち負けを超えてしまうこともあるってことでしかない」(by青木真也)

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「人間の行動原理は突き詰めて言えば「快を求め、不快を避ける」ということになります」

「快は心地よいので人間はその状態を目指し、到達すればそこに留まろうとします。逆に不快は嫌だからそれを取り去ろうとします。ということはこうも言えます。人間は快の状態では動かないが、不快の状態では動かざるをえない」

「人間の進歩は、不快を取り去ろうと行動を起こすことによってはじめてもたらされるのです。つまり、人間が進歩するためには「不快」が必要不可欠なのです。本能に基づいている限り、不快感は「悪」ではなく「善」なのです」

「日本の戦後教育は、子供に「不快」を与えるべきではないという考えが主流になってしまいました。たとえば、木登りや橋から川に飛び込むといった遊びを禁止しました。一歩間違えれば生命の危険が伴う、という理由です。しかし、この「一歩間違えれば……」というのが実は「不快」の状態」

「もちろん、「不快」にもいろいろなレベルがあります。効果的に生命力を回復させるには、質の高い「不快」を与えなければなりません」

「最も質の高い「不快」とは何か。それは死の恐怖です。死に至らしめるには三つの道があります。一つ目は物理的に肉体を破壊すること、二つ目はエネルギーを絶つこと、すなわち食物を絶って餓死させること、三つ目は酸素を絶って窒息死させること」

「言うまでもありませんが、あくまでもその恐怖は私たちの管理下において作られたものであって、実際に子供を危険な目に遭わせているわけではありません。彼らには救命胴衣も身に着けさせますし、溺れないように常に私たちが目を光らせているわけですから、溺れてしまうことはないのです。それでも恐怖を感じるというのは、本能的なものですから、皆さんがまだ泳げない頃、一所懸命水泳の練習をしていたときのことを思い出せばおわかりになるでしょう」

強い者とのスパーリングは「質の高い不快」ゆえに生存本能を刺激し、活性化するので元気になれるのではないだろうか。

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プーチンの意見を代弁するような内容。

《アメリカはウクライナを利用して、自ら血を流すことなくロシアを攻撃している。次は中国》

これを言い換えれば《日本や台湾を利用して、自ら血を流すことなく中国を・・・》となる。

そういう見方もあるのか。

それはそれで勉強になったけどさ。



「冷戦後、NATOは東方に拡大しましたが、これには、二つの画期がありました。ポーランド、ハンガリー、チェコが加盟した一九九九年と、ルーマニア、ブルガリア、スロバキア、スロベニア、エストニア、ラトビア、リトアニアが加盟した二〇〇四年です。 

ドイツ統一が決まった一九九〇年の時点で、「NATOは東方に拡大しない」といった猝鸞瓩ソ連に対してなされていましたが〔当時のソ連書記長ゴルバチョフに対し、一九九〇年二月九日、アメリカのベーカー国務長官が「NATOを東方へは一インチたりとも拡大しないと保証する」と伝え、翌日にはコール西独首相が「NATOはその活動範囲を広げるべきでないと考える」と伝えている──編集部注〕、にもかかわらず、ロシアは、不快感を示しながら二度にわたるNATOの東方拡大を受け入れたのです。

その上で、二〇〇八年四月のブカレストでのNATO首脳会議で、「ジョージアとウクライナを将来的にNATOに組み込む」ことが宣言されました。 

その直後、プーチンは、緊急記者会見を開き、「強力な国際機構が国境を接するということはわが国の安全保障への直接的な脅威とみなされる」と主張しました。

つまり、この時点でロシアは、「ジョージアとウクライナのNATO入りは絶対に許さない」という警告を発し、「ロシアにとって越えてはならないレッドライン」を明確に示していたわけです」



とまれ、日本は自ら考え、自らの判断で存亡し、繁栄しなければならない。

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「「祖国を守るため」「自由と平和のため」、そんな大義なんぞなくとも、我が身一つ守るために人はためらわず銃を手に取る。そして愛する家族や友が殺されようもんなら、昨日まで虫も殺せなかった男が敵に銃口を向けるようになる。そして憎悪はお互い増幅していく。それが戦争や」

「今こそ、民主主義の危機やぞ! 今こそ、ケンポー九条の精神をロシア兵に説くチャンスやないか!  どした? せめて自称ジャーナリストの方々! 大学のセンセイ方に評論家のセンセイ方、なぜウクライナに来て、現実を見ようとしない。せやから「いずれ、ウクライナは負ける」やの「ウクライナは早く降伏せよ」やの言いよる」

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私は佐川幸義ファンなのだ^ ^



「(佐川)先生の太刀は重さや堅さを感じさせません」
「合気剣術とは「くっつけ、崩し、制する」剣術と総括できる」
「拳法で重要なことは、あまり長い時間をかけての攻防は避けるべきであるということ。突きを捌いたら、その突いてきた腕を逃さないことが重要」(by小原良雄)

「剣術でできることは杖でも棒でも槍等でもできる」
「(武田惣角の)首をどんなに絞めても絞められない。不思議だと思って研究した技の一つだ」(by佐川幸義)



「佐川幸義宗範の武器術は合気剣術「くっつけ、崩し、制する」を旨としています。これは現代剣道の体系にない合気剣術を基本としています。つまり「切る」剣術から「切らずに活かす」剣術です。
逸見家伝「甲源一刀流」は一刀両断に「切る」ことを旨としています。「佐川伝合気甲源一刀流」は「くっつける」を重視して、敵を「制する」ことに重点を置きます。大東流合気武術独特の足捌きや体捌きが随所に使われ、一刀両断に「切る」の気持ちを抑え「くっつけ、崩し、制する」剣技となっています」
「敵を痛めず傷つけず納める活人剣」(by小原良雄)



まさにジェントルアーツなんだ!!!



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プロレスラーアントニオ猪木が対戦相手を振り返る本。

子供の頃、バリバリの猪木ファンだった私。

プロレスにはビジネスワードが溢れるため真実はどこにあるのかよくわからないことが多い。虚実ないまぜの世界を清濁合わせ飲む器量で楽しむのがプロレスといえるだろう。

アリ戦を除く、猪木の試合は基本的にすべてプロレスと理解している。

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猪木の対戦者で最強だったと私が思う三人は、アリ、ルスカ、そしてルーテーズ。

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ルーテーズは長くプロレスの王者として君臨し、ガチも強かったという。猪木とNWFタイトルマッチを行った時は59才。コンディションも凄い。

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「(ゴッチは)格闘家としての強さだったら、明らかにオヤジ(力道山)より上だ。しかし、観客を沸かせるセンスやスター性といった点ではオヤジの足元にも及ばない。対戦相手との実力差を見せつける闘いはできても、相手を引き立てるようなレスリングは下手だった。これではアメリカのマットでは歓迎されない。それどころか、レスラー仲間に嫌われるだけだ」

「俺ならゴッチの強さを存分に引き出しながら、観客の心をわし掴みにできる。ストロングスタイルのプロレスで、きっと会場を沸かせられるはずだ……そんな自信があった」

猪木のプロレス感の一端に触れられる作品。
生きるために闘う
アントニオ猪木
2022-07-27


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大賀さんの新刊教則本。近頃の教則はもっぱら動画が多い中、活字好きな私としては待望の一冊。


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そもそも「自分より強い者には勝てない」大前提から、「リアルなポジションを受け入れキープ」する。大賀さんならではのクールな切り口が冴える。

PS.

「ポジションの有利・不利と自分が相手をコントロールしているか、されているかは別の要素」

まさに!

マウントやバックにいてもなかなか極められずイライラしていたら相手のペースなのだ。

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