バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

カテゴリ : 書籍

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「「気」は両先生(空手座波仁吉、居合川崎武雄)から学んだわけではなく、私独自のものです」

久しぶりに宇城師範の著書。

いまの私の理解で「気」をどこまで捉えられるか。

幸い、I師匠から手解きを受けているので、ぼんやりとしているものの多少体感はできる。

そのぼんやりは解消されるだろうか。それは、はたして「意識」か「催眠術」か「エネルギー」か、それとも・・・。

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読了後。対立ではなく、調和する。組んでる状態ならなんとなくわかる。接触せずに調和するのは難易度高い。課題だね。

「相手に入るということは、「相手に入るという技」が先にあれば入れるのであって、その技があれば怖さも消えるのです」

深いなー^ ^




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「人はパニックを恐れるあまり、危険から逃げ、保険をかけようとする。でも本当は、パニックから回復した体験の積み重ねこそが、その人間にとって「本当の自信」になるのや」

「実際、ダメージを受けたときにきっちり回復するスキルを持ってないやつは、本当の修羅場を迎えたときに、平常心を保てなくなる。自分の弱さを知っている人間は、回復を忘れないのや」  

「『ブレスホールド・エクササイズ』って言うんですけど、別名『恐怖心を知る練習』」

「息を限界まで止めることによって、いまお兄さんは、自分の中に眠っていた、恐怖心のコアにタッチしたんス」

「一番苦しいときに、なんとも言えない、暗い感情が沸き起こってきたでしょ? それが、恐怖心のコア。お兄さんの身体の奥底に眠っている恐怖心の大本みたいなものっすね」

「そいつが、お兄さんの人生の要所要所で、形を変えて顔を出してくるわけ」  

「ところが、呼吸を止めると、近くに爆弾落ちたりとか、地雷原の上を歩いているときぐらいのレベルの、深い、根源的な恐怖心にタッチできる」

小説仕立てのシステマ本。随所にマスターたちのアドバイスが入って勉強になりますね^ ^

人生は楽しいかい?
ゲオルギー・システマスキー
2016-06-20


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「俺は詐欺師が大好きなんですよね。

「猪木さん、あの人は詐欺師ですよ」って忠告されるんですが、ああ知ってるよ。詐欺師は面白いじゃないかと。

だって彼らは夢というかロマンを持ってきてくれるわけでしょ。

その話に乗るか乗らないかは自分で判断することですから。そのためにお金もだいぶ突っ込んだこたもありますけど(笑)、それも自己責任だし。

だまされたことになんとも思わないってことはないんだけど、過去を引きずってるヒマはないんだよね。もう次に走ってるから」


「俺は誰にどう褒められようが、どんな文句をいわれようがどうだっていいですよ。

だからって付き合わないことはないからね。

そういう見方もあるんだなってだけで根に持つってことは俺にはないから」


「一寸先はハプニングじゃないけど、よくシナリオがあってどうのこうのっていわれるわけでしょ。

どんなものにだってシナリオはあるだろうけど、そんな見え透いたシナリオじゃ面白くないだろう?」


「(UWF対新日本の対抗戦、高田戦の武藤の入場パフォーマンスに対して)あんな真似をすることで客の緊張感は一瞬で消える。

いったん下がっちゃったら二度と戻せない。(中略)あの試合だったら何回でもやれる。お金にすれば何十億ですよ。

一瞬でお客の心をガチャーンとどう掴めるのか。タイガー・ジェット・シンなんかはそこを心得てるのかな。いいか悪いかは別にしてそういう機微がわかっている」


「結局のところ俺は興行というものを親父、つまり力道山から教わったんです。(中略)力道山という存在はもう突き抜けてました。そして非常識の塊のような人でした。

非常識なことを平気でやるから世の中が騒ぐってわけじゃないですが、やっぱり興行にとって必要なパフォーマンスのうまさが親父にはあったんです。

それこそ池に石を投げてポチャンと沈んでしまうのか、それとも大きな波紋がどんどん広がっていくのか」



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佐山聡
「猪木さんがやっていたことは「プロレス」ではないかもしれない。ただ格闘技でもないので、あれは「猪木イズム」という独自のジャンルだったと思う」

前田日明
「当時は新日本プロレスはバブルの真っ最中で、それで二十何億の借金があるとかいってたから、日割り計算でも利子が500万円、600万円つくって話で、そんなの毎日巡業やっていても追いつかないよ。だから今考えたら、とにかく猪木さんって気持ちが折れないんだよね。そんな状況でも、どっかからカネを引っ張り出そうとしてるんだよ。そりゃ借金は返さなきゃよくないんだろうけど、あの絶対に折れない気持ちの強さは本当にすごいと思う」

「アントニオ猪木の後継者というのは、いわゆるリング上でのスタイルだとか、新日本をどう動かすとかそういうことじゃなくて、土俵際まで追い詰められて孤立無援になってもやっていける人間、あるいはプロレス界全体を背負ってやるって気概を持っているかどうかってことだと思う」

「猪木さんは内弁慶じゃなくて、いつも外を向いているんだよ。それで今のプロレス界もそうだし、俺らの世代を見渡してもダメだなって思うのは、全員が内側を向いてるんだよね」

「猪木さんがやったことを考えると、あの人はやっぱり度胸があるんだよ。プロレス界でもいちばん度胸があった」

蝶野正洋
「猪木さんっていうのは、そういう(実業家)トップの人との付き合いがある一方で、東京プロレスとか新日本の立ち上げの時なんていうのは、今みたいなチケット販売システムがないかは、一枚一枚手売り営業を自分でもやるっていう、演歌歌手みたいなこともやってたわけでしょ。(中略)スポーツ界や興行界のトップどころを見ながらも、ドブ板的なこともできるという。だから猪木さんの営業力っていうのは、他の人間とは全然違うんだよね」

「(とある営業最中)、そうすることで「コイツは払えるのか、払うのか」っていうのを、猪木さんは仕掛けて見極めてるわけ。それを失礼にならないギリギリのところを見極めて仕掛けるという。まったくプロレスと一緒なんだよ。やりすぎて、試合が不成立になってはいけないけど、腹を探り合いながら、そのギリギリまで仕掛けていくっていくね」

武藤敬司
「総合格闘技が猪木さんのやりたかったことだとはとても思えない。だって猪木さんはアマチュアイズムが好きじゃないもん。基本、興行のことばかり考えている人だからね。アマレスや柔道なんかの勝った負けたにはいっさい興味がないと思う」

「ただ、きっと「強さ」っていうもんへの憧れはあったと思うんだよな。それと同時に、強さというものの難しさも猪木さんは知ってたんじゃないか」

「だって猪木さんの前を通りすぎた人たちって、すげえ人ばっかりじゃん。モハメド・アリ、ウイリエム・ルスカ(中略)その道を制した人ばかりでしょ。だから強さへの難しさっていうのを知ってたと思うよ」

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プロレスでの出来事は演出が多く、どこまでが本当で嘘なのかわからない。

パフォーマーとしての猪木、一大ブームを作り上げた経営者としての猪木を感じる一冊。

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「北が核開発に成功した以上、日本がこれまで使ってきた「戦後システム」では対処しきれない」

「本来、日本ほどの国力がある国は、自国の安全保障だけでなく、地域の安全保障に積極的に貢献しなければならない」

「日本が何もしなければ、アメリカも何もしないのだ。アメリカや中国を巻き込んで北朝鮮の脅威を取り除きたいのなら、日本こそ能動的に動くべきなのである」 

 「金正恩はその気になりさえすればすぐに、日本に向けた核ミサイルの発射を命じることができる。金正恩が、日本に向けて核やミサイルを撃とうとしているとき、それによって命を奪われようとしている市民を前に、「憲法の制約があるので何もできません。残念ですがあきらめてください」と誰が言えるだろうか」

「国家の軍事力と国家の意志がかけ合わされて、その国の軍隊が他国に及ぼす効果が決まる。最強の軍隊、最強の同盟国を持っており、その力が広く認識されていたとしても、「いざとなっても憲法の制約で何もできません」と武力行使の意志がゼロであることを表明していれば、諫止や説得の効果は全く得られない」

「国家は最低限、「あらゆる侵略を放棄した平和への責任」と、「攻撃を受けた場合には戦う」という高い即応体制の双方を体現しなければならない」

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「最も「マシ」なのが、現在の朝鮮半島の状況を維持することだ。私はかつて、日本は北朝鮮に対する先制攻撃能力を持つべきだと提案した。しかし、北が核ミサイルを完成させた以上、日本が現実的に取りうる選択肢は、分断朝鮮の維持しかなくなった」

「日韓関係というのは外交問題ではなく、二国間交渉では解決できない。これは韓国自身の問題なのだ」

「韓国人はいまだに、自分たちの父親や祖父たちが臆病者で卑屈だったという心理的なトラウマに悩まされている。これはオランダ人のケースと同じだ」

「自分たちの恥である祖父の世代の奴隷的な態度を隠したい、忘れたい一心なのである」

「ロシア国内には実に多くの共和国や自治区のようなものが存在する。ロシアは帝国の運営が抜群にうまいのだ」

「いまから十年前の時点では、外交ロビーの七、八割はパンダ・ハガーだった。日本の外務省も、半分はパンダ・ハガーだったろう。彼らは「中国が経済成長すれば民主化し、対外政策も国際協調を追求し始める」、だから日本の方針としても、「中国に厳しいことは言わず、正しい方向へ向かうことを後押しすれば良い」と考えていた。いまや、それを信じている人は誰もいない」

ルトワックの日本改造論
エドワード・ルトワック
2019-12-13


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「一部の偏ったデータを取り出して自分に都合のいいように導かれた結論や、いかにもそれらしく聞こえるよう文学的に飾りつけられた中身のない意見が、厳然たるファクトを前にしたときにあまりにあっけなく散ってしまう」

「フェイクに惑わされることなく、十分な量のファクトだけを拠り所にしていれば、議論で負けることはほとんどない」

「どれだけ巧みに反論されたところで、事実は事実だからだ。厳然たる事実を否定するというのは、それほど難しいことだ。また、ファクトを正確に捉えられていれば、自らの主張も二転三転したり、ブレたりすることはない」

ネットなど通じて情報が溢れる時代。いかに取捨選択できるか。


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「生理学者によれば、持久走の限界は3つのパラメーターで数値化できる。犧蚤膸請農歇萠(VOm ax)瓩鉢爛薀鵐縫鵐哀┘灰離漾辞瓠△修靴騰狷酸性作業 閾値瓩澄VOmaxは運動中に体内に 取り込める酸素の最大量で、自動車のエンジンの大きさのようなものだ。ランニングエコノミーは走りの経済性の意味で、車で言えば燃費に当たる。最後の乳酸性作業閾値は、血中の乳酸濃度が急上昇 し始める運動強度の値だ。これが、どれだけのパワーを維持し続けられるかを決定づけている」

「一流ランナーたちの数値を計測したところ、彼らは3つの値がすべて高く、そのうち1つか 2つはかなり高い傾向」

「VOmax、ランニングエコノミー、乳酸性作業閾値のすべてが並外れて優れたランナーがいた場合、マラソンでどういう記録を出すのかを計算した。結果、そのランナーはフルマラソンを1時間 57 分 58 秒で完走できるとはじき出された」

「世界最大のスポーツブランドであるナイキが、わずか半年でマラソン2時間切りを目指す極秘プロジェクト『Breaking2』」

「耐久力の定義とは、やめたいという欲求が高まっても必死に続けること」

「肝心なのは、本能の指図と時間の経過を無視することだ」

「耐久力の心理学と生理学が密接につながっている理由はここにある。どんな作業も十数秒以上続くも のは、意識的かどうかはともかく、いつ、どれだけがんばるかの決断が必要になる。ある研究から、 ほんの5秒間、ウエイトを全力で持ち上げることを繰り返すだけでも、私たちはペース配分をしてい ることがわかっている。つまり最大の力は、あと何回ウエイトを持ち上げるつもりかで変わるのだ」

「ペース配分の仕組みは驚くほど複雑だ。犧、どう感じているか瓩世韻任覆犧の感覚と、レース 中にそこで感じると予想していた感覚を比較してどうか瓩砲盍陲鼎い董⊆分が耐えられるペースを判断している」

基本的に長距離ランナーを取り上げているが、その内容はカラダとココロのつながりであり、カラダがココロに及ぼす影響だったり、ココロがカラダに及ぼす影響だったり、とても興味深い。

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「格闘家は武士に似ていますね。すぐ近くに死の可能性がある。だから、逆に言えば覚悟がなければリングの上には立てないと思います。少なくとも、僕はリング上で死ぬことへの恐怖感はほとんどないんです。いつ死んでもいいな、とすら思っています」

「死ぬことは、ただの終わりです。しかし、これは僕が死にたいと思っていることを意味しません。生きたいと思って日々を生きています。
それでも、全ての人はいつか死ぬのであって、僕はその死ぬかもしれない可能性が凄く身近なところで生きてきたので、死に対する感覚は研ぎ澄まされていると思います」

「本当に死んでもいいと思っているからこそ、心の底から開き直れるのだと思います。
死んでもいい、どんな怪我をしてもいいから、リング上では死ぬ気でやろう。その気持ちが背中を押してくれる。 
開き直ると、僕は生を感じます。死ぬことを実感するとき、生きていることもまた実感できるんです」

「不良時代、いつも危ない戦いをしてきました。ひどいときは、悪い人たちから殺害予告などを受けていました。こういう危険な境遇でのストリートファイトが好きだったのは、そんな戦いの中でだけ、自分の生を実感できていたからなのだと思います。そういう乗り越えの中で、自分のメンタルも鍛えられてきたのでしょう」

「本当に死んでもいいやと思えるなら、目の前の壁を必ず越えることができるでしょう。もしもあなたが死んでもいいと思っている状況なら、他にできることが必ずあるはずです」



最近、注目している朝倉選手。てっきり自叙伝かと思いきや、そのスマートな思考を披露しています。リング上での落ち着きも納得です。

「もっとも大きな弱点として、堀口選手のパンチ力があります」

また「空間的想像」による試合分析も唸ります。

「自分の弱点についても客観的に認識しているので、誘惑に負けないように保険をかけるようにしてます。その一つとしては、決めたことを本当にやり遂げたいなら周りに公言してしまう」

私がいま学んでいる内容もあったりして、まるでベテラン選手のような印象。

オススメの一冊^ ^


強者の流儀
朝倉 未来
2020-02-27


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ホイラー・グレイシーの語る父エリオ・グレイシーの話が興味深い。

「僕は幼い頃から、もっぱらファミリーの中だけでスパーリングをしていた。父からは『ファイターになってはいけない。重要なのはセルフディフェンス、自分の身を守ることだ』と常に教えられた」  

「『コンペティションはフェイクだ』と父が言ったこともあった。ビーチやストリートで戦えば、相手はパンチもキックも頭突きもヒジ打ちも使う。ストリートファイトには時間制限も体重別の階級もポイントもない。柔術家はあらゆる攻撃手段に対応する必要があるんだ」

「『ポイント制に合わせて自分の柔術を変えてはいけない。柔術はマーシャルアーツであり、マーシャルアーツはどのようにふるまい、どのように身を守り、どのように人々をリスペクトするかを教えるものだ』 」 


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「人生は生ある限り、これすべて、向上への過程でなくてはならない。社会奉仕への努力でなくてはならない。もし老人のゆえをもって、安穏怠惰な生活を送ろうとするならば、それは取りも直さず人生の退歩を意味する」(by本田静六)

「今、日本人は2つのグループに分けられる」

「失望を最小化する人たち」

「希望を最大化する人たち」

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いまの時代、老後なんてない。死ぬまでちゃんと生きるだけだ。

頭も身体も手入れしてないとボケるぜ(笑)。

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