体験の方には柔術のベーシックをナビゲートしている。その中にはいわゆるセルフディフェンスも含まれる。柔術のしくみを伝えるのに最もわかりやすいからだ。グレイシーはさすがと舌を巻く。

ちなみに私の考えるセルフディフェンスは基本的に素手で対応しない。暴漢相手にバカ正直に素手でやる必要などない。武術格闘技経験者の陥りやすい罠。

まずは逃げる。間に合わなければ、服でも鞄でも靴でも傘でも看板でもなんでもいいから使え。口が酸っぱくなるほど繰り返している。すべてが間に合わない時、はじめて素手の対応となる。