「体重」「重さ」を使うとは対象者や物に「寄りかかる」か「ぶら下がる」こと。

武術で正しい姿勢は寄りかかりや、ぶら下がりを戒めたものと考える。

宇城師範は腰が曲がっていても技は使えると紹介していた。



日常動作で腕や脚を振り下ろすのは「体重」「重さ」に依存している。

もちろん日常では運動効率の良さから必然の動作。

でも、この使用では相手の抵抗を引き起こす。

ここに型や套路の意味があると考える。



体重依存からの脱却は対象に接触してからの話。

接触するまでは、

「1、目。2、脚。3、技」と古くからの伝えにあるように「目」「見切り」が大切となる。次に移動する「脚」。

使える武術家なら、まずは「見切り」があるはず。

ここも私の課題である。



現在、ネットなどで不思議系技術を見ることは多いが、見切りを目にすることは少ない。

見切りがなければ格闘技経験者や喧嘩慣れした素人に殴られてやられるだけだと思う。

当たらなければマイクタイソンのパンチだって平気だ(笑)