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習近平の戦略ブレーンとされる中国軍人劉福明の著書。



「新時代の中国は「4つの夢」を実現するために奮闘している。
|羚颪量寒;。横娃苅糠の中国は、世界の「金メダル国家」であり、強大だが覇権を求めない文明国家である。  
強軍の夢──2049年の解放軍は、世界で最も強大な軍隊となる。侵略の歴史を持たず、これからも侵略の記録を残すことのない文明的な軍隊である。
E一の夢──2049年の台湾は祖国の胸の中に回帰している。台湾海峡の両岸は、海底トンネル、自動車の往来が頻繁で、海上、高速鉄道を通じた観光が栄えているだろう。
だこΔ量寒;。横娃苅糠の世界は、大英帝国の「世界植民地主義」を葬り、米帝国の「世界覇権主義」を終焉させた後の、3つ目の新たな世界を迎えるだろう。それは「人類運命共同体」という新世界であり、「人類主義」という理想の世界にほかならない。 

米国は民主国家とは言えない。なぜなら国内では金権政治が蔓延しており、世界では覇権国家だからだ。

米国は世界の君主のような顔をしている。新時代の米国は革命を通じて生まれ変わり、旧来の覇権主義から脱皮することで、新たな米国にならなければならない。 

第2次世界大戦後、米国は軍事的に日本を占領して全面的にコントロールしたうえで、抑圧し、利用してきた。日本は米国に管轄されてまもなく80年が経とうとしているが、これは米国に懲役80年の実刑判決を受けたことと同じ意味といえよう」



懲役80年とは・・・。敵を知ればなんとやら。逆もまた真なり。異なる視点で見ることも大切。刺激的な一冊。



「米国による軍事介入を恐れ、中国が国家統一をあきらめることはありえない。米国にとって台湾は中国を封じ込めるための一枚のカードに過ぎず、中国との全面戦争につながる軍事介入をする可能性は低いだろう。しかも中国が武力統一に踏み切る時には、米国による軍事介入を打ち負かす能力を我が軍は備えておく」

「「戦わずして敵兵を屈伏させる」という孫子の兵法こそが、最も魅力的な戦略的原則だと主張する人がいる。平和的統一を堅持する目的は「戦わずして敵兵に独立を諦めさせる」ことだ。だが、それには前提条件がある。「戦をすれば、敵兵を屈服させることができる」というものだ。戦争する意思を持たず、戦えば必ず勝てる実力を持たないまま、ただ「戦わずして敵兵を屈服させる」幻想を抱くのは、「戦略的幼稚病」だと言わざるを得ない」



ちなみに台湾有事は日本有事となるに違いないが、私は台湾が中国と命懸けで戦うとは思えない。米軍も同様。日本は独自の決断をすることになるだろう。



「「なんだ、この軍人は?」
初対面での第一印象である。身長は190センチ近くあり、常に直立不動で背筋はピンと伸びている。人の話をよく聞き、相手の話を遮ることもほとんどない。科学者のように論理的に、革命家のように情熱的に、そして詩人のように韻を踏む。翻訳作業には、骨が折れた。

劉が集合時間に遅れたことは一度もない。こちらが地下鉄の駅に到着すると、必ずお決まりの場所で待っている。携帯電話をいじったり、辺りをきょろきょろ見回したりすることもない。帰り際には、必ず改札口まで見送り、見えなくなるまで手を振る。メールの返信はすこぶる速い。文末には必ず、XXXX年Y月ZZ日A時BB分(北京時間)と明記されている。

劉は腐敗を憎む。一緒に食事をすると、最低限のものしか頼まず、少しでも残ると、必ず「打包」(梱包)して持ち帰る。劉が、2012年11月に発足した習近平政権の目玉政策となった「反腐敗闘争」にブレーンとして関わったことは知っていたが、彼自身の日ごろの生活から、反腐敗・反贅沢は徹底されていた。

ここまで礼節を重んじ、謙虚で、聞き上手で、貪欲で、勤勉で、情熱と論理を併せ持ち、質素で紀律ある労働生活を送る中国の軍人、いや中国人を筆者は知らない」