「つまり、人生とはあぶく銭だ。生まれる前には何もなかった。まったく、何もなかった。ところが、何の因果か、宇宙ができ、有機物の塊が生物になり、それが進化して、人間になった。その中の一人として、何の偶然か、あなたが生まれた。生まれたてのときには何も考えていなかったが、脳が成長・学習して今に至った。これがラッキーでなくて何だろうか。あなたにとって、宇宙史上最大のラッキーの一つだ。死刑というより、恵みだ。信じられない、鮮烈な奇跡だ。そんな奇跡を楽しまずして、この奇跡が再び失われてしまうことにフォーカスを当て続けるなんて、もったいないではないか。それよりも、この刹那の偶然を、大いに楽しもうではないか」
ある柔術家が死生観についてSNSで紹介していた著者。崇高な思想などない私も弔事の機会に斜め読み。
人生において何度か肚を括る局面はあったものの幸いにして生き残っている私はどう考えたって楽天的にしかならない。いや、善意の開き直りか(笑)。
「どうせ、どこかで死ぬんですから」(byシステマ師範)
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