IMG_3830
「(ブルースリーの)パンチが来るのが見えなかった」(byテッド・ウォン)

これは嬉しい再販。いま話題のジークンドーで中古だと数千円して購入に躊躇。以前、立ち読みで済ませていたのを後悔していたところBABの英断に感謝。

▼▼▼


「ジークンドーの構造、そのスタンスはフェンシングのそれに近い。前の腕を送り込む時、それはまるで剣を突き刺すのに似ているしね。すべての動き、機動性、戦術、ギャップの埋め方、スピード、リードパンチの送り方、戦略、そのすべてはフェンシングから来ているといっていいだろう」(byテッド・ウォン)

「フェンサーの剣のように拳は常に相手とのラインにあり、リードジャブは絶えず相手を威嚇する。基本的にそれは剣のないフェンシングであり、最初の目標は相手の目だ」(byブルース・リー)

ブルースリーのジークンドースパーリング模様。フェンシングのように半身で右手を前に出した構え。

「ボクシングはフェンシングをマスターしたものに紹介されてイングランドに戻ってきた。その結果、ボクシングの構えはフェンシングの構えに近づき、それは効果的に働いた。その頃、フェンシングはブロードソードやサーベルに比べて小さな剣や突き刺す武器が選ばれる時点に進んでいた。横に払ったら深く切り下ろす攻撃に対してのストレート・スラストやランジの使用が開発されていた。前進、後退、多くの現代ボクシングのフットワーク、そしてストレート・パンチの技術はフェンシングが発祥になっているのだ」(byジョン・V・グロムバッハ)

「ボクシングの第一の目的は相手をヒットする事だ。それゆえに基本的位置をどこにとるかという事は効果的にヒットする為に一番有利に働く位置を獲得することなのだ」「腕は身体の力の伝達手段の為だけに重要」「腕は身体が正しい配置になっている時のみに身体の力を伝えられる」(byエドウィン・ヘイスレット)

「剣を突き込む時は右足が動くよりも先に腕を伸ばさなければならない。これは永久に心に銘記しておかなければならないルールといえる。「常に手が足より先」なのだ」(byアルド・ナディ)

「肩からまっすぐに打ち出すというのは自然な動きではない」(byエドウィン・ヘイスレット)


「私は基本という物を信じている。注意を払い完璧にする。一般には見過ごされてしまう、小さな細部までを。些細で、多分、理解のない者は馬鹿げているとさえ思うだろう。しかし違うのだ。バスケットボール、仕事、そして生活の向上の根本となる物なのだ。チャンピオンとチャンピオンに近い者の相違点だ」(byジョン・ウッデン)

▼▼▼

「ジークンドーの一般認識も(初版から)10年の流れの中で、詠春拳を主材にした「ごった煮」の曖昧模糊なキメラ武術ではなく、明確なルーツが有り、フットワーク重視のパンチ、キックを駆使する効果的な武術であると少しずつですが、その認識はシフトしている様です」


「ジークンドーは他のアートの融合した物ではありません。mixed martial artsではないのです。武器を寄せ集めた物ではなく、無駄を削ぎ落として焦点を絞った物です」

「私たちは今、このアートの事をブルースリーがその生涯において教えていた真の彼のアートとして明確に表現するために「ジュン・ファン・ジークンドー」と呼んでいます」
※ジュンファンはリーの本名。