年末の某イベントで舌戦を繰り広げた選手が完敗。試合後のインタビューを拒否、自身のSNSで「負けていない」、「UFCのチャンピオンになる」、そしてアンチコメントに毒づくなどして炎上しているようだ。

私はゴール(目標)達成のためのマインドコントロールとして注目している。

負けた時や上手くいかなかった時にはお詫びしたり、風当たりを避けるためにおとなしくするのが一般的だが、これだと自身の悔しい気持ちがわずかに解消されてしまう。

思い描く理想やゴールに対し、現状とのギャップを認知的不協和と呼ぶ。

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この認知的不協和が向上心や前進の原動力になる。一方、言い訳などで解消することもできる。

もし、某選手のゴールがUFCチャンピオンだったとして、いまの時点で負けを反省したり、お詫びしたり、おとなしく振る舞ってしまえば、この認知的不協和が解消されてしまう。

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脳は現実と空想を区別できない。臨場感がある方を現実と受け取る。彼にとってUFCチャンピオンに臨場感があるのだろう。

ならば、すべての労力、認知的不協和の解消はUFCチャンピオンになるために使うべきだ。

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そのために退路を断ったと私は解釈する。

この選手の夢が叶うことを願っている。そうなれば彼の起こした舌禍なども正当化されるはずだ。


これらはあくまで彼にとってのゴール達成、UFCチャンピオンへの方法論であり、人間的にはクズに分類されてもしかたがない。