身体と心は一つ。心の緊張は身体に現れる。身体の緊張は心にも影響する。

いまのコロナ禍。内観するにみぞおちの奥の方にわずかに緊張がある。そう、未知の脅威にビビっているのだろう。

「人はパニックを恐れるあまり、危険から逃げ、保険をかけようとする。でも本当は、パニックから回復した体験の積み重ねこそが、その人間にとって「本当の自信」になる」
「実際、ダメージを受けたときにきっちり回復するスキルを持ってないやつは、本当の修羅場を迎えたときに、平常心を保てなくなる。自分の弱さを知っている人間は、回復を忘れない」(システマ小説「人生は楽しいかい」より)。

筋肉の緊張を呼吸でほぐしていく。

そしてビビっているのを認め、受け入れた上で客観視して、心の緊張も抜いていく。客観視にもやはり呼吸。

「もっとも平常心を保つことができた人間が、もっとも正確に状況を把握し、もっとも早く危機の訪れに気づくことができる」(同)。

「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」(byレイモンド・チャンドラー)

「本当の自信」を手に入れ、タフになれるチャンスかもね。