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「人はパニックを恐れるあまり、危険から逃げ、保険をかけようとする。でも本当は、パニックから回復した体験の積み重ねこそが、その人間にとって「本当の自信」になるのや」

「実際、ダメージを受けたときにきっちり回復するスキルを持ってないやつは、本当の修羅場を迎えたときに、平常心を保てなくなる。自分の弱さを知っている人間は、回復を忘れないのや」  

「『ブレスホールド・エクササイズ』って言うんですけど、別名『恐怖心を知る練習』」

「息を限界まで止めることによって、いまお兄さんは、自分の中に眠っていた、恐怖心のコアにタッチしたんス」

「一番苦しいときに、なんとも言えない、暗い感情が沸き起こってきたでしょ? それが、恐怖心のコア。お兄さんの身体の奥底に眠っている恐怖心の大本みたいなものっすね」

「そいつが、お兄さんの人生の要所要所で、形を変えて顔を出してくるわけ」  

「ところが、呼吸を止めると、近くに爆弾落ちたりとか、地雷原の上を歩いているときぐらいのレベルの、深い、根源的な恐怖心にタッチできる」

小説仕立てのシステマ本。随所にマスターたちのアドバイスが入って勉強になりますね^ ^

人生は楽しいかい?
ゲオルギー・システマスキー
2016-06-20