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「格闘家は武士に似ていますね。すぐ近くに死の可能性がある。だから、逆に言えば覚悟がなければリングの上には立てないと思います。少なくとも、僕はリング上で死ぬことへの恐怖感はほとんどないんです。いつ死んでもいいな、とすら思っています」

「死ぬことは、ただの終わりです。しかし、これは僕が死にたいと思っていることを意味しません。生きたいと思って日々を生きています。
それでも、全ての人はいつか死ぬのであって、僕はその死ぬかもしれない可能性が凄く身近なところで生きてきたので、死に対する感覚は研ぎ澄まされていると思います」

「本当に死んでもいいと思っているからこそ、心の底から開き直れるのだと思います。
死んでもいい、どんな怪我をしてもいいから、リング上では死ぬ気でやろう。その気持ちが背中を押してくれる。 
開き直ると、僕は生を感じます。死ぬことを実感するとき、生きていることもまた実感できるんです」

「不良時代、いつも危ない戦いをしてきました。ひどいときは、悪い人たちから殺害予告などを受けていました。こういう危険な境遇でのストリートファイトが好きだったのは、そんな戦いの中でだけ、自分の生を実感できていたからなのだと思います。そういう乗り越えの中で、自分のメンタルも鍛えられてきたのでしょう」

「本当に死んでもいいやと思えるなら、目の前の壁を必ず越えることができるでしょう。もしもあなたが死んでもいいと思っている状況なら、他にできることが必ずあるはずです」



最近、注目している朝倉選手。てっきり自叙伝かと思いきや、そのスマートな思考を披露しています。リング上での落ち着きも納得です。

「もっとも大きな弱点として、堀口選手のパンチ力があります」

また「空間的想像」による試合分析も唸ります。

「自分の弱点についても客観的に認識しているので、誘惑に負けないように保険をかけるようにしてます。その一つとしては、決めたことを本当にやり遂げたいなら周りに公言してしまう」

私がいま学んでいる内容もあったりして、まるでベテラン選手のような印象。

オススメの一冊^ ^


強者の流儀
朝倉 未来
2020-02-27