以前より、興味のあった競技推手。

葛西先生のセミナーを一度受けただけで、練習はしていない。

とりあえず試合をやりながら学習していこうという(安易な?)考えで、競技推手の階級、アブソ、ライトコンタクトと三つのカテゴリーにエントリーした。

右前で手を合わせ、スタートの合図で攻防がはじまる。足は固定の定歩、移動したり、足が浮いても負けになる。攻撃範囲は上体のみ。掴みはOKだが、顔や首、脚を掴むのはNG。クラッチもNG。

1ラウンド40秒の3ラウンド。2ラウンド先取で勝利。判定は移動させると1ポイント、投げると2ポイント。各ラウンドは6点リードで勝利、時間切れの場合はポイント数の多い方の勝利。

試合開始。

脚を制限された中、移動せずに技をかけたことがないので、かなり戸惑った。

開始の合図でドンと突き飛ばされたり、引き落とされたり。初戦はほぼなにもできずに完敗。

次の試合までに遠山先生、伊藤先生からスタンスと重心位置を修正していただいた。

二試合目は、多少粘れるようになった。それでも同じ投げ技に対処できず負け。

押し込んだところで、後方に下がられるとこちらの後ろ足が浮いてしまう。足が浮いても負けになるルール。前方に抜かれないための重心移動を遠山先生から、葛西先生には接触点の潰し、下に落とす方法と股関節の使い方を工夫するようにご指導いただいた。

最後の相手は巨漢杉本先生。指導いただいたことを駆使しようとしたが、二、三回押し出すのが精一杯。突き押しに後方に吹っ飛ばされて完敗。

この外し方を板野先生から、そして葛西先生には力ませて崩す競技推手の根本技法を教えてもらった。

誤解を恐れずに言えば、今回は完敗で良かった。もし、中途半端に結果が出たら、学習する意欲も薄れただろう。

そこに技術があって良かった。

一見、単純な押し合いに見えるが、その中に技術が凝縮されている。


ある先生の話では推手を移動ありで行うと高手同士ではなかなか決着がつかないので、競技推手では足を固定するなど条件設定を厳しくした背景があるとおっしゃっていた。

また、葛西先生からは、定歩の競技推手を基点に移動や打突を加えて広めていきたいと伺いました。

今回、残念だったのはいつもI師匠から指導いただいている技法を私がまったく使えなかったことだ。師匠との練習は練功をテーマにゆっくりとやっている。競技推手は「競技」ならではの全力のスピード感がある。それに対応できなかった。

これらを踏まえ、各先生に指導いただいたポイントをしっかりと練習、機能させ、来年もチャレンジしたいと思った次第。

今度は勝つよ(笑)。