IMG_1096
「昭和」が「激動」の時代なら、「平成」は「激変」の時代だったと指摘。

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれた1989年。企業時価総額世界トップ5社は日本企業であり、ベスト20にも14社が入っていた。
2018年、同じくベスト50に入っている日本企業はトヨタ一社のみ。

トップの企業の顔ぶれはがらりと変わり、いまはIT関係が上位を占める。

第4次産業革命とされる。

「スマホは画期的で歴史的な役割を果たした。これは電話ですよと騙して、みんなが携帯できる小型のパソコンを持たせた。スマホがデジタル・ネットワークへの入口となってビッグデータも蓄積され、それを活用して新しい時代が開けていく」(by堀江貴文)

日本はバブルがあったとはいえ、平成に成長するチャンスはあった。その足枷となったのは、既得権者の様々な規制としている。

時として、過去の成功体験は成長の妨げとなる。

日本は昭和初期の敗戦のドン底から、世界史的にも稀な脅威の復興を成し遂げた。

日本は既得権勢力の列強に勝負を挑み、戦争で完敗したが、経済で世界トップに辿り着いた。

著者は日本の国力の高さを評価する。

そんな日本が平成に取り残されたのは、フロンティアスピリットの欠如ではなかったか。


PS.私は末端ながら、バブル時代も経験している。土地が倍々ゲームで値上がりしたのも驚きだった。一方で土地は「絶対値下がりしない」神話もあった。

バブル真っ只中にいる時に、それがバブルであるかどうかは認識できない。バブルを予見できた者は著者を含め、皆無であった。

当時、金余りの日本はロックフェラーセンターや有名な絵画を高値で手に入れていた。歴史にもしは禁物だが、その金を新たな産業の開発に投入していたら、「失われたウン十年」はなかったかも。

「最も強い者が生き残るのではなく。最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」(byチャールズ・ダーウィン)