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「見つからなければやられません。発見イコール死を意味します」

「敵からどのように見えるか常に意識していると、どうすれば見えにくくなるかもわかるようになります。そうすると見えなくなる工夫の仕方もわかってきます。この意識を持っていない人はやられます」

「敵との距離が近いか、遠いかよりも、存在を認識されるかどうかが重要になる。人間は動くものに敏感に反応するとともに、人間のシルエットを一瞬でも見たら、脳は人として認識します」

「たとえ見えていても、頭の中で人間と認識せず、見えていない状態に陥る」

「(装備により)輪郭がぼやけているため、人の輪郭として認識できないこと、靴が靴と認識できないことと、顔が人間の顔として認識できないため、目で見てはいても、人がいると頭の中で処理されない」

「人間は、現代社会を生きていく中で、知らず知らずのうちに自然界に生きている動物としての目の使い方を大きく変えてきました。人は話す時、人の目を見て話します。行動する時も、行動の対象となるものに目の焦点を定めて行動します。
カニをつかもうと思っただけで、カニを動きを感じ取られたのはなぜでしょう。その答えはつかまえるために見つめたことによって、カニに視線を感じ取られたからです。
物の見方は相手に焦点を合わせる「トンネルビジョン」と、全体をボーっと見て焦点を合わせない「ワイドアングル」とがあり、使い分けができないと、これだけでペースラインが崩れたと自然界の生き物は感じます」

「ベースラインとは、いつもそこにある状態や雰囲気のことを指します。例えば、ふだんめったに人が来ない場所に人が入ってきたら、いつも人かいない状態から人がいる状態に変化します。これをベースラインが崩れたといいます」