近頃、ナイフで殺傷される物騒なニュースを耳にする。セルフ・ディフェンスの要求は高まっているのかもしれない。

たが、暴漢の人数、武装の有無、タイミング、場所など、不確定要素が多すぎて、そのすべてに対応することは困難と考えている。

では、セルフ・ディフェンスはありえないのか。そうではない。

例えば、防災のための避難訓練がある。これも絶対の生還を約束するものではない。だが、知らないよりは知っていた方がサバイバルの確率は高まるに違いない。セルフ・ディフェンスも同じだ。

つまり、セルフ・ディフェンスを避難訓練と考えよう。

もちろん「君子危うきに近寄らず」がベスト。蛮勇も必要ない。様々なエスケープが間に合わない時の最後の最後の最後の手段としてのセルフ・ディフェンス。それを知っておいても損はないだろう。

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