身体操作にはプログラムがある。そのプログラムには盲点がある。いわゆる錯覚ってやつだ。錯覚に陥ると身体操作に誤作動が起こり、崩れる。


人体の感覚は繊細だが、曖昧な部分もある。例えば味覚は嗅覚とのコンビネーションなので、お茶だと思って紅茶を飲むと酷い味がする。鼻をつまんで食事をしても味を感じないそうだ。


掴む行為にもプログラムが存在する。ある条件で錯覚が起こる。


そして私にとって、大きな発見は身体の一部で誤作動を起こしても、全身が崩れることだ。


「崩し」を研究していて、I師匠から「負けていく」とのアドバイスを咀嚼できずにいたが、合点の行った次第。


トレーニングを続けているものの、武術格闘技でパワー勝負やスピード勝負がいつまでもできるわけではない。いかに誤作動を誘発させるか。私の研究のメインになっていく。


これもメンバーたちが強くなってきたおかげ。競い合うのは彼らに任せておけばよい(笑)。