「足が切れるかと思いました」とはセミナー参加者の弁。

グラップリングツアー2016第二戦「極 其之十」リザルトは公式サイトにゆずるとして、ここでは感想を書いてみたいと思います。

多くの強豪を迎えた「極 其之十」でしたが、その中で存在感が際立ったのはやはり足関十段こと今成選手でした。

アルティメット69kgとアブソルートにエントリー。69kg決勝では平尾選手に、アブソルートでは新美選手に判定で敗れはしましたが、すべての試合で圧倒的にプレッシャーをかけ続けたのは十段でした。グラップリングツアーでこれほどの緊迫感は経験ありません。平尾戦も新美戦も必殺の「切れる」足関を仕掛け続け、相手のエスケープでスイープの失点をする展開(もちろん平尾、新美選手のナイスエスケープ)。特に新美戦では残り数秒でトップを取り、そのままポイント勝ちのところをすかさずヒールにいったのが印象的でした。

試合後に「ポイントを無視するのも考えものですね」と反省する十段でしたが、この「極め」へのこだわりこそ真骨頂「極めの強さ」ではないかと感じました。

私たち柔術家はともするとポジションを取ってなんとなく納得といった感がありますが、なにがなんでも極めるといった姿勢も必要なんでしょうね。とても勉強になりました。

「(一発で壊されるかもしれない)ここまでの緊張感で臨んだ試合は初めて。もう、あまりやりたくない相手」
ADCC日本代表にしてノーギ2016日本王者、そして今大会アルティメット69kg優勝の平尾選手にここまで言わしめた。

いや〜、足関十段最高でした!!!。また試合がみたいな〜(^_−)−☆。