ab999634.jpgコントロジー名古屋のワークショップ「背骨のミカタ、骨盤のミカタ」に出席してきました。

身体を支える要といえる脊柱。

「あなたの実年令を唯一本当に指し示すものは、生きている年数やどう感じているかではなく、現実に脊柱によって与えられている自然本来のしなやかさの程度によって示される。30才であっても、あなたの脊柱にしなやかさがなければ老いている。60才でも、十分なしなやかさがあるなら、あなたは若い」(byジョゼフ・ピラティス)

運動時、手足の動作は大切だが、実際はその土台の体幹部、さらに大黒柱である脊柱はもっと注目されるべきであろう。

人体の脊柱は頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨、尾骨で形成される。胸椎には肋骨が付いて呼吸に連動する。

ワークショップでは椎骨の形状、そして形成に至る経緯を解説。椎骨は、荷重を支える椎柱と靭帯や筋肉の付着する椎弓からなる。
b7fe894e.jpg椎骨一つ一つの伸展、屈曲、側曲、回旋の角度。それぞれに曲げやすい箇所とそうではない箇所がある。

右側グラフがわかりやすい。脊柱操作の目安となりそう。

腰椎は回旋の値は小さい。体幹の回旋は胸椎、頚椎が主体となっている。腰椎は屈曲伸展の値が大きく、イナバウアーなど反る動作も腰椎が主体となる。筋肉で反る動作を妨げるのはもっぱら大腰筋になる。

胸椎の回旋の値が大きいのは肋骨がハンドルのようになってテコが作用しやすいから。逆に肋骨があるので屈曲伸展は妨げられる。