私が無限の可能性を感じるのは「勁力(けいりょく/チンリー)」の研究だ。「勁力」は中国の言葉で、一般の「力」に対して、「加工された力」を指す。「勁力」の定義については団体、流派により解釈は様々だろう。
私はI師匠から指導をいただいたものを「勁力」としている。それはいまのところ「運動エネルギー」だと理解している。

体力のない方をアシストし、加令に対しても解答の一つになり得る可能性を秘めている。

私が武術格闘技をどこかで引退することなく、一生続けられると信じる根拠もここにある。若者たちと体力勝負でガンガンやりあうのはいつか限界が来るだろう。

以前は抽象的に過ぎなかった効果も、より具体的に感じるようになってきた。

物理的な理解は技術の行使をサポートしてくれる。その点で学問とも呼べる。これは大人の知的好奇心も十分に満たしてくれる。

・・・ということで今宵も午前様。遅くまでありがとうございましたm(__)m