8360f475.jpg「父親が死んだ日のことを覚えているかと同じ質問だ」

エスカレートする民族紛争の混乱に一石を投じようと、抗議のためにユーゴスラビアの監督を辞任した時はどんな気持ちだったか、メディアの質問へのコメント。イビツァ・オシムの言葉には含蓄とユーモアにあふれる。

「自分たちが最も美しく、最も優れていると思い込むのはいい。しかし優越感を抱きながら生き続けるのは簡単ではない」

「知性のある人間は、自分の持てる力〈フィジカルの強さや高度なテクニック〉を最もいい状況で発揮しようとする。だが最高のシャンペンを持っていても、仲間と分け合う方法を知らなかったら・・・」

「日本にもいるだろう。自分の意見が、まるで王の命令であるかのように思い込んでるジャーナリストが。だが、そんな言葉に、耳を傾ける必要はまったくない」

「私が日本代表監督をしていた当時、唯一欠けていたのがこの自信だった。選手は自分たちの力を、心から信じることができなかった。どのチームにも長所と短所があり、長所をうまく利用すべきなのに、そうすることができなかった」

「勇気を金では買えない。持っているか、持っていないかのどちらかだ」

「日本化とは世界中の優れたものをすべて取り入れることでもある」

「日本人は、日本人に無いものを求め、試みようとしている。スタイルも性格もメンタリティも、日本とは違ったものを求めている」

2010年、分裂したボスニア・ヘルツェゴビナサッカー協会がFIFA、UEFAから加盟資格停止処分を受ける。問題解決のため「正常化委員会」委員長に就任、組織の統合に尽力。ボスニア・ヘルツェゴビナはブラジルW杯に出場した。

「時間を得るためには時間が必要だ」


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