「その人物が死ぬとね、安心して褒めだす人たちがいるんです。美空ひばりの生前にはね、聴こうともしないでいた奴らがね、死んだら、いやー、やっぱり大した奴だったな、なんて言うんだよね。頭にきますよ。生きてるときにそう発言しろって言ってやったんだけど、僕は今でも手塚(治虫)さんと闘っているんだと思ってるから。死んだと思って、安心して褒めたくないんですよ」(by宮崎駿)

マイケル・ジャクソンは死ぬまでの数年間はゴシップが絶えなかった。

ブルース・リーは死んでから「燃えよドラゴン」が大ヒットしたが、公開直後の数年間は武術家としての力量の批判や、これまたゴシップが絶えなかった。

エリオ・グレイシーに心ない観客はブーイングを浴びせまくった。

宮崎駿の意見は正鵠を射ているのだ。