5b5553fe.jpg話題の現役官僚の告発小説だとか。

モデルとしている組織、人物などもなんとなく想像がつく。事実かどうかはわからないが、そんなもんか、そんなもんだろうなと感じさせる。

ただ、官僚が企業や政治家、国民を普段、どう感じているかはよく伝わってくる。この作者にしてもそう(苦笑)。

「最高学府とは東京大学のことをいうのではない。東京大学法学部のことをいうのだ」。

追記:登場人物に魅力なく、読後もどんより。立ち読みでよかったかな。
文中に出てくる同じく元官僚古賀茂明の作品を読んでみたくなった。

さらに追記:小泉元首相が俄に「脱原発」を唱えだしたが、作品にある「モンスターシステム」の解体も狙いの一つかもしれませんね。
原発ホワイトアウト

原発ホワイトアウト


著 者:若杉 冽
販売元:講談社
発売日:2013-09-12