バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

2026年03月

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伊藤先生と練習。

いつものように推手から始まり、その後は化勁と「起こりを消す」術理について指導を受けた。

以前、宇城憲治師範にコイン取りを披露していただいたことがある。手のひらに置いたコインを「取る/取らせない」というシンプルなゲームだ。

普通はスピードやフェイントの勝負になるはずだが、宇城師範はまったく違った。ゆっくりと手を伸ばしてくるだけなのに、なぜかこちらの指は動かず、閉じることができない。他の参加者も試したが、結果は同じ。

あまりの不思議さについ「催眠術ですか?」と尋ねてしまい、「そんな暇あるか!」と一笑された(笑)

今夜学んだ「起こりを消す」「気配を消す」「初動を消す」という術理は、この謎を解く手がかりになりそうだ^_^

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ホワイトベルトクラスは、カラー&スリーブガードからスタート。 
組み手、崩し、シザースイープ、三角絞めを中心に、位置・角度・姿勢がどのように作用するのかをナビゲート^_^

スパーは30分。私は全体を見ながら管理とアドバイスに専念。白帯は力や勢いへの依存度が高くなりやすいため、ケガには細心の注意を払っている。



NBJCでは、大人がソフトな練習で柔術を楽しめる環境を大切にしてる。そのため、練習中は以下の点を守っていただいています。

1. マナー(清潔さを保つ。ガッツポーズや「チェッ」「クソッ」などの間投詞を控える) 
2. パートナーを痛めつける行為(コントロールに必要な力を超える力を加えない) 
3. 脊柱への関節技 
4. スラム 
5. 膝を捻る行為(ヒールフックを除く。飛びつきクロス、亀の状態から後方に捲る動きなど)

ケガは本当に一瞬で起きるもの。これまでに、大好きな柔術を続けられなくなった仲間を何人も見てきました。

NBJCにおける私の役割は、パートナーを強くすること以上に、無事に家に帰ってもらうことだと考えている。

もちろんハードな練習を否定するものではありませんが、それを望まれる方には適した環境への移籍も提案しています。



その後はパーソナルで片足タックルを練習。

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金曜、祝日のモーニングクラス^_^

リバースハーフをナビゲート。パートナーの片足を制御し早技を封じるハーフガードは、マスター世代に適したガードと考えている。もちろんカウンターへの備えとして、リバースハーフはセットで習得しておきたい。

この流れはそのまま岩崎正寛のシステムだ。岩崎さんは圧倒的フィジカルに目が行きがちだが、緻密な技術に裏付けられている。私のようなジジイでも使えるのだよ^_^

スパー45分。今朝もパートナーたちの話を聞き続ける聴勁にフォーカス(笑)。

競技では対戦者の持ち味を封じる「殺人剣」になりがちだが、スパーではパートナーを活かして自分も活きる「活人剣」が私の好みである^_^

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ホワイトベルトクラスはガードリテンションを、オールベルトはさらに掘り下げた。

スパー50分。私はパートナーの言い分を聞き続けた(笑)。

「聞くことの本質は、相手との関係性にある」(by東畑開人)

柔術でも、日常でも大切なのは「聴勁」だな(笑)。

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話を聞いてもらう技術?!





「「聞く技術」が役に立つのは平時であって、本当に深刻な問題が生じて、「聞く」が試されているときには、小手先では歯が立たない。

「聞く」が不全に陥るとき、実際のところ、僕らは聞かなきゃいけないと思っているし、聞こうとも思っています。

それなのに、心がまり、耳が塞がれてしまって、聞くことができなくなる。自分ではどうしようもできなくなってしまう。

これこそが、問題の核心です。

ならばどうしたらいいか?」

「「聞いてもらう」からはじめよう。

あなたが話を聞けないのは、あなたの話を聞いてもらっていないからです。

心が追い詰められ、脅かされているときには、僕らは人の話を聞けません

ですから、聞いてもらう必要がある。

話を聞けなくなっているのには事情があること、耳を塞ぎたくなるだけのさまざまな経緯があったこと、あなたにはあなたのストーリーがあったこと。

そういうことを聞いてもらえたときにのみ、僕らの心に他者のストーリーを置いておくためのスペースが生まれます。

「聞く」の回復とはそういうことです。

「聞く」は「聞いてもらう」に支えられています。

したがって、「聞く技術」は「聞いてもらう技術」によって補われなくてはなりません」


「いま僕らが必要としているのは、強みではなく、弱みを、カッコいいところではなく、情けないところをわかってもらうための技術です。

ですから、要点をまとめて、ロジカルに、わかりやすく話す必要はありません。苦しんでいることについては、人はうまく話せないものだからです。

必要なのは賢い頭ではなく、戸惑う心です。

混乱した心が漏れ出すと、まわりは心配して、「なにかあった?」と聞いてくれます。そうなってしまえばしめたもの。あとはまとまりのない話を、時間をかけて聞いてもらえばいい。

ですから、「聞いてもらう技術」とは「心配される技術」にほかなりません。

まわりに「聞かなくちゃ」と思わせる。
このとき変化するのは、自分ではなく、まわりです。環境を変質させるのが「聞いてもらう技術」の本質です」

「二つの体が近くにあって、ぼんやりとした曖味な状況に置かれている。そういうときに、普段は言葉にならないようなことを口が勝手にしゃべりだし、耳は自動的に言葉を受け入れてしまいます。体が勝手にコミュニケーションを始めるということです。

気まずい時間にしばし耐えて、あなたの体を他人の体と一緒に置いておきましょう。一見無駄に見える時間の積み重ねが、人と人とを仲良くさせてくれます。

そう思うと、これらは友達を作るための技術でもありますね。

聞いてもらう技術とは、日常の中で赤の他人を軽い友人に変える技術なのだと言えそうです」

「実を言えば、「聞いてもらう技術」の本質は、何かが起きて、苦境に陥ったときに、「ちょっと聞いて」とまわりに言うことです。本当はそれがすべて。

だけど、これが難しいんですね。

精神科医の松本俊彦さんの編んだ『「助けて」が言えない』という本がありますが、ほんとうに助けがほしいときほど、僕らは「助けて」と言えなくなります。

ですから、「聞いてもらう技術」緊急事態編は、「ちょっと聞いて」と言葉で言わずとも、まわりのほうから「なにかあった?」と聞いてもらうための技術です」



さて、「聞いてもらうため」の「小手先」の手口とは

【日常編】
1、隣の席に座ろう
2、トイレは一緒に
3 、一緒に帰ろう
4、ZOOMで最後まで残ろう
5 、たき火を囲もう
6 、単純作業を一緒にしよう
7、悪口を言ってみよう

【緊急事態編】
8、早めにまわりに言っておこう
9 、ワケありげな顔をしよう
10、トイレに頻繁に行こう
11、薬を飲み、健康診断の話をしよう
12、黒いマスクをしてみよう
13、遅刻して、締切を破ろう


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人間は気分の生き物であり、気分の良い時、悪い時がある。気分が良ければ許せることも、悪い時には許せない。



ケア→手当て
セラピー→自立

一般的なケアやセラピーが役立つ状況を晴れの日、それらが機能しない状態を雨の日と呼び。

晴れの日にはわかることも、雨の日はわからなくなってしまう。

相手の「わからない」をまずは、

「きく」→「考える」→「わかる」

雨の日を紐解く三つのポジション
1、意識、無意識(精神分析上)
2、つながる、断
3、妄想、日常



「わからない」をわかった上で刻々と変化する状況、状態に対処していく。

なんかさ、まるで柔術。きくは「聴勁」。

ジェントルアーツは
1、ボディドライブ(構造、テコ)
2、イリュージョンアクト(認知、錯覚)
の二本立て

認知面の柔術さ^_^

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ホワイトベルトクラスはクローズドガード、サイドシザースを、パーソナルはタックル、タートルポジションをナビゲート。

クラスメニューは集まったメンバーの顔触れにより柔軟に変えている。もちろん、ある程度の予定は立てておくが、ライブ感を優先している。ちゃんと収まる時もあれば、脱線して思わぬところに着地することも(笑)。

ライブは私自身の理解度も試されているのだ^_^

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ファイトクラブの夜^_^

新しく黒帯になった宇佐見さんにパスガードを教えてもらった。今夜のメンバーならディティールのこだわれる。流れでヘッドクォーターポジションも研究。

スパー45分。パートナーの身体が落下するポイントを合成力でアシストして崩す。まだクオリティー低いけど、これから成長期なのさ(笑)。

ところで。今夜はなんといっても身体が軽い軽い♪。ここのところ身体が重くて動くのが億劫になるほど。これも腸炎の影響だったね。

ジェントルアーツは
・ボディドライブ(構造、力学)
・イリュージョンアクト(錯覚誘導)
の二本立て

さらにボディドライブには
・体脂肪コントロール
その中に「腸活」も加わった(笑)。

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俺様のお腹のCT画像。

矢印は16mmのリンパ節。健常値10mmなのでやや大きめ。

同時期血液検査データから、おそらくウイルス性腸炎の影響と推測される^_^;

私は三度のがんを経験。定期血液検査は三ヶ月毎、CTは半年に一回。血液検査、画像検査、触診、組織検査でチェックしていくのだ^_^b

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【「80歳の壁」を超えるなんて恐ろしい】

「僕にとって80歳まで生きることは、今一番のリスクです。70歳で死んでもいい、60歳でもやむなしです。 80歳まで生きるほうがよほど怖いのです。

医者が言うことではないと思うのでしょう、こう話すとよく「えっ、なぜ?」と訊かれます。

なぜか。

答えるとすれば、僕は知っているからです。長生きした結果、どういう人生があるかということを一たくさんの高齢者を見てきて、今の自分の記憶力などを考えると、80歳くらいになったらかなりまずい状態だろうとわかるのです。
だから、80歳まで生きるわけにはいかないなと思う」

「たとえ生きていたとしても、認知症になったら自分のやりたいこともできない。身体も動かない。
「80歳超えて元気な人もいっぱいいますよ」と言う人は多いです。もちろんそういう方もいますが、少数派です。多くの「元気じゃない」高齢者は施設か病院にいるから目に入らないだけ。一度みなさん、施設にいる高齢者を見てみればいいと思います」

「最初は家族が訪ねて来るけれど、週1回が一週おきくらい、だんだん月に1回になり、そのうちたいてい来なくなる。でもその頃にはもう本人は、家族の顔もわからなくなっているわけです。一日中ぼーっとしているだけで、はたして幸せでしょうか」

「長生きする日数の長さではなく、いつ死んでも悔いがない生き方ができているかこそ、肝心なのではないかと思います」



【家族への「ありがとう」が終末期の逆転ホームラン】

「とても大事にされ、「このおばあちゃん、どうしてこんなに人気があるのかなぁ」と思う方が時々います。こういうおばあちゃんを見ていると、「いいんだよ、いいんだよ。それで間違ってないよ」と絶対に怒らない。「今のあなたでいいんだよ」と言ってくれる、自分を認めてくれるおばあちゃん。孫にもひ孫にも、もちろん子どもにもめちゃめちゃ愛されますよね。
応援して、ほめてあげて、認めてあげられる人。こういう人は人気があるし、もちろんお金を持っているかどうかなんて関係なく人が
集まってきます。

逆に社会的地位のある人に多いのは、「なんで俺の言う通りにしない」と子ども、孫にまで言うので、お金がなくなったら誰も寄ってきません。

人は一人ひとり違います。違う人間なのだから違うに決まっているのです。部下と上司はもちろん、親子、兄弟姉妹だって近いけれど全員違う。家族なのに「違う、違う」とケンカしたり、すったもんだ離婚したりしている。違う人なんだから違うに決まっています。
エラい人ほどそれを忘れて、「自分と同じ考えじゃないとダメ」になってしまっている。そしてひとりぼっちになって死んでいくのです」



【いい生き方とは、人生の長さではありません】

「人が死んでいくとき、自分の人生を家族や友人、誰かと一緒に振り返れば、みんな「いい人生だった」と言います。50歳でも、10歳でも、言います。

両親が「パパとママの子に生まれてきてくれてありがとうね」っていっぱい伝えていれば、4歳の子どもでも言います。「僕はパパとママの子どもに生まれてきてよかった」と」



【人は病気で死ぬのではありません。老化で死ぬのです】

「病気は老化の段階に名前をつけているだけで、治らないし、治療すれば死なずに済むわけではありません。病気にやられたわけでもない。誰もが老化して弱って死ぬのです。

それを認められれば、人は穏やかに逝ける。認められなければ、老化の治療にチャレンジして敗れる。死は「敗北」となってしまうのです」

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三度のがんを経験した私は著者の治療方針には賛同しかねるが、その死生観には共感できる^_^

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