「勝負の勝ち負けにこだわれば、勝っても負けても心に「汚れ」がつく」
「勝つことだけを目的にするとどうしても精神が卑しくなる」(by桜井章一)

たしかにスポーツに限らず勝負師は(私も含め)独特の「嫌な感じ」を持っている(笑)。

ところが、ヒクソン・グレイシーやマルコ・アントニオ・バルボーザからそんな印象を受けたことがない。横綱白鵬なんかもそうだ。私にはそれが不思議だったが、彼らは勝ち負けではなくおそらく

「いい勝負をしよう」(by桜井章一)

としているからなんでしょうね。それでいて高い技量を持ち、結果として強い。理想です。

もう一つ、

「多くの善行をして、人からいい人だといわれてる人が、麻雀の牌を握ると、先ヅモをしたり、露骨なヒッカケをしたり、勝つためならどんな汚い手でも使ったりする(ことがあって)私は人間の裏を見たようで吐きそうになったことが何度かある」(by桜井章一)

私は麻雀を知らないが、この話はよく理解できる。
組み合うと相手の力だけではなく、感情も感じることができる。稀に先方の「ストレス」や「憎」や「怒」などのネガティブな感情も伝わってくる。その方の心の「悲鳴」しか聞こえないこともある。そんな時、私も決まって嫌な気分になる。

私の柔術のレベルがもっと高まれば相手のそんな感情さえコントロールできるようになると信じている。

さて、今宵はファイトクラブ。手首と膝に違和感がある私は逃げ回るだけのスパーリング(笑)。相手にはオフェンスの、私にはディフェンスの練習となる。こんな柔術も楽しいぜ〜♪