バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

2021年07月

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「民主制度の国では、国民はその自由を守るために闘わなくてはならない。そうでなくては独立を保つことは諦めるしかない。アメリカに頼るのは核兵器の抑止だけで、それ以外の国防は、すべて自分たちでやるべきなのだ」


国防に関するルトワック教授の指摘はいつも正鵠を得ていると思う。


さて、以下は武術格闘技的に参考になる見解。

「パワフルな新兵器を作ると、しばらくは「向かうところ敵のない楽しい日々」がやってくる。しかし、それがパワフルであればあるほど、相手側も必死で対抗策を研究する。もちろん、対抗する新兵器をあっという間に作るということはできないので、まずは戦術レベルや作戦レベルでの対抗措置から始め、しばらくすると、技術レベルでの対抗措置を開発するようになる」

ブラジリアン柔術は着用のキモノを攻防に使用できる。その分、裸体の格闘技より選択肢が増える。日々新しい攻撃や防御法が研究、開発されている。

いわゆるモダンと呼ばれる技法が登場して10年を超える。すでにそれらも通常の技術として定着し、攻略法もある。

「導入→優位→対抗というプロセスを経て、新しい兵器は、効力の「限界点」を迎える。そこから先は下り坂であり、戦闘の結果を変える力を持たなくなるのだ」

新たな攻防を発信しているのはもっぱらブラジルやアメリカである。

「軍事技術において重要なのは、実は独創性ではない。新技術を開発し、実際に使用するまでに10年もかかるのでは意味がないからだ。なぜなら、その10年のうちに、テクノロジーは新しい段階に進んでしまっているのである。重要なのは、いま目の前にある技術を、戦略的に使うことだ。すでに存在する技術を画期的に使用することこそ、軍事テクノロジーの要諦といえる」

現在、世界のトップ戦線で戦える日本人は数少ない。「すでに存在する技術を画期的に使用する」このような工夫こそ、ブレイクスルーのヒントがあるかもしれない。

ラストエンペラー習近平 (文春新書)
エドワード・ルトワック
2021-07-19




レギュラーは50/50→70/30をナビゲート。

指を痛めて約一週間ぶりにちゃんとしたスパー(笑)。

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私は白鵬のファンだ。日本人でもなかなか馴染めない相撲界に外国からやってきた痩身の若者は様々な記録を打ち立て大横綱となった。不祥事相次ぎ閑古鳥鳴く時期も一人で支えた。私は敬意を表する。

また、今場所は右膝の手術明けで強い踏み込みができない中、連日、立ち合いに様々な工夫を取り入れる姿も一闘技者として勉強になった。

そして優勝。照ノ富士との無敗同士の決戦はまさにゴジラVSコングの迫力だった。

白鵬は突出し目立つ存在だけに批判の矢面に立つことも多かった。そんな時も、軽妙な解説が評判の北の富士は常に白鵬の肩を持った。

「私は、今までは白鵬の理解者と自負してきたが、この日を限りでやめることにした。人が何と批判しても、彼の相撲界に尽くした貢献度は、今まで3人いる一代年寄よりはるかに上と思ってきた。時には非常識な言動で問題を起こしても、文化の違いを理由に大目に見てきたが、この相撲ばかりは理解できないし、愛想が尽きた」


https://www.chunichi.co.jp/article/293116

北の富士をして、ここまで言わせてしまうのは反省すべきだろう。

私の憶測に過ぎないが、白鵬は東京五輪の開会式で土俵入りして勇退を考えているのではないか。1964年東京五輪メダリストの父親と同じく東京五輪参加は夢であると語っていた。

その直前の場所。ケガで途中欠場すれば五輪参加も危ぶまれることになる。当然、横綱として一定の成績も求められる。

この重圧ははかりしれない。それらを乗り越える不屈の精神力をあらためてみせてもらった。私は最後の場所と思い、その姿を目に焼き付けようとした。



満身創痍の大横綱のこの先の相撲を見たい気もするし、見たくない気もしている。どんなに優れた物語にも終わりは来る。

とまれ、凡人には想像もつかない領域に至った白鵬だけに、また私たちを驚かせくれるに違いない。

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ROAD TO ADCC。柔術絶対王者マイキー・ムスメシとジオ・マルチネスの一戦。6-0マイキーの判定勝ち。

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ジオのテイクダウンでスタートしたが、

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すかさず腕十字反撃のマイキー。
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ジオは逃れるも腕を痛めたと思う。
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その後もマイキーの足関節の猛攻で一方的な展開。ジオはしのぐのに精一杯。
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終盤、バックを取ってマイキーの快勝。一本極めさせなかったジオもさすが。見ごたえありました。

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Saturday night rock 'n' roll!!!

Xガード→70/30→バックサイド50/50をナビゲート。
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私はエスケープのみのスパー。何度か逃げぞこなったよ^ ^


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ファイトクラブの夜^ ^

70/30をみんなと研究。スパーももちろん強引にかけまくった(笑)。


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70/30。クロスオーバーフック。脚はX。

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この形も70/30。リバース70/30とする

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シャローデラヒーバフック。


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ディープデラヒーバフック。

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リバース70/30

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脚を換え、

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バックサイド50/50→ヒール


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リバース70/30。

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バックへ

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70/30から、

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パートナーが立ち上がったら、

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ショルダーエスケープで前方に送り、

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膝で挟む、

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バックサイド50/50へ

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左手をチョップしても良い。
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70/30からそのままバックだと脇を刺されパスのリスク。

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向きを変える、


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