2021年04月
原初のヨーガ/塩澤賢一
「呼吸とはわれわれの心と体を映す鏡であり、心と体の自動的な反応に普段どれだけの影響を受けているのか、呼吸を見ればわかる」
「呼吸にはもっと多くの、もっと精妙な、その人についての情報があるのです。ですから呼吸を知ることは自分を知ることであり、呼吸を静めることによって、心や体のありとあらゆるものが静まることになります。呼吸を使って心を静めていくのがハタヨーガです」
「心や体に働きかけようとするなら、呼吸をもっておこなうのが、よい方法なのです」
刀禅小用先生が紹介していた本。
たしかに身体に緊張や不調があると呼吸がスムーズに流れなくなる。逆に呼吸からアプローチすることで身体に働きかける。
なるほどー^ ^
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「頭脳の過度の活動を抑えるために、こちらの脳(太陽神経叢、腹腔神経叢)に働きかけます。具体的にはウディアナパンダやアーサナなどで、みぞおちの詰まりを抜いていきます。人はみぞおちが固くなると、眉間が閉じてしまう」
「頭が緊張しているときは、必ずみぞおちも緊張しているのです。眉間とみぞおちは連動しています。脳だけをゆるめることはできませんが、みぞおちをゆるめることで、頭脳の緊張もゆるむのです」
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「息を吐くときは腹部で圧力をかけて、横隔膜が上がるサポートをしています。だから本当は「お腹で吐く練習(腹式呼吸)」をしないと、人はまともに息が吐けないのです。吸う息にくらべて、吐く息がどうしても浅くなります」
「赤ちゃんは横になっているので、お腹を呼吸だけに使うことができますが、立つようになると、体を支えるなどほかのことにも使うようになります。呼吸だけにエネルギーを費やすことができなくなってくるのです」
「ヨーガでは「お腹を意識して呼吸する」とか「吐く息を長くする」ことは、健康面でも役に立つのです」
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