バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

2018年02月

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「中古には、剣術修業といえば、どの流派でもみな素面で木刀によっておこなっていたのである。しかし、いまから百年ほど前になって、諸流派ははじめて面具や半首、小手、胴を使うようになった」
「防具を使えば体を練り、業を励むことができ、相手を十分に打ち込める利点がある」
「素面で木刀による試合では事情が異なっており、でたらめに進んでゆけば自分の身体が傷つく恐れがあるばかりか、敵の刀勢や身体に触れようとすれば、どんな者にも届いてしまう」
「どうして面小手試合はただ勝負だけを争うのだ。優勝劣敗は当然のことであり、(面小手などを使わなくても)上達した者にはほとんど危険がないことぐらいははっきりしたことではないか」
「面小手の試合による数年の修業経験者は、敵の気合というものを知っている」
「血気の修業者が腕力の拍子だけで、(素面木刀の試合の)勝負を争うとき、面小手試合をしているようなでたらめな気分で敵に向かえば、たちまち負傷するのである。このことをよく考え、工夫して試合をすれば、負傷の心配はないといえる」
「素面木刀の試合で相手を殺してしまったり、負傷させたりするような人間は、とうてい剣法の真理を修業するものではないのである」(by山岡鉄舟)


掛け試し稽古会のおかげで意味するところをはじめて理解できたかも(^^;。


http://diary.nbjc.jp/archives/1318343.html


もし、真剣や木刀で試合するなら間合いを制して絶対で入らなければ、勝負は一か八かになってしまう。コンビネーションで入るわけにはいかない。一方で、間合いに構わず、相討ち覚悟でがむしゃらに突っ込まれても応じることはできない。そんな時は謝って逃げればいい。命は大切な時が来るまで取っておこう。

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今宵は露橋でキモノ。私は都合でノーギ(^^;。

クラス後はI師匠と練習。間合いについて。勘違いの箇所を修正。空間認識のネタが増えていっているのは楽しい。色々と疑問に応えていただける師匠の存在はありがたい。

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システマには様々な流儀があるようだ。技術を分析する流儀があれば、闘いを追求する流儀もあるらしい。

これはナイフディフェンスを技術的に分析、解説した教則V。

私はシステマ大阪代表大西さんの「身体の緊張を解くことをゴールとする」教えに深く感銘を受けている。その視点であえてスキルフルなVを見るのも勉強になる。

著者三谷さんはシステマロサンゼルス代表であるが、元ヒクソン・グレイシーのお弟子さんであり、現在はビーガン・マチャドの道場でセルフディフェンスのインストラクターも務める。

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モーニングクラス、夜レギュラークラス終了。掃除も終え、しばしまったり。心地良い疲れ、このまま寝ちゃいたいくらい(笑)。


土曜システマ、日曜掛け試し稽古会と情報量に満ちた二日間だった。情報処理は身体に染みてからの発酵待ちとなる。


それもこれもNBJCとメンバーたちがいてこそ。感謝。必ずフィードバックするからね^ ^。


あ、そうそう、メンバーのH野さんから結婚の報告があった。おめでとうございます。末永い二人の幸せを祈念いたします^ ^♪

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茨木東体育館。元浪商あとなんだそうです^ ^。

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掛け試し稽古会関西総会です。

掛け試し稽古会とは

私は空間のポジション、間合いのコントロールを勉強させていただいております。参加者の多くはフルコン、伝統派空手など打撃の専門家。そこに打撃ド素人の私が混じっていくのは結構な恐怖。ビビってる自分をシステマ四原則でモニター。そして勇気を振り絞ってチャレンジです。

I師匠に学んでいるセンターを確認しながら手合わせ。もっぱら間合いを取って逃げ回っているだけの私(^^;。いまのところ攻撃は前蹴りと直突きのみ。しかも直突きは確実に止める技術もないので、なかなか入れません。そんな私になんとなんと山城先生の番が回ってきました。実はこれが目当てでやってきたので、戸惑いながらも嬉しくてしかたありません♪。

手合わせは軽く翻弄されての2分間。少し質問させていただて、半身で構える先生の間の妙について色々とご指導を賜りました。うーん、めちゃめちゃおもしろい!!!。

そこからは山城先生の見取り稽古に切り替えて、失礼ながらじっくりと拝見させていただきました。すると、先生にご指導を受けたポイントもちょっと感じられたりして、益々夢中で見入ってしまいました。さらに厚顔無恥な私は休憩中の山城先生に質問したりして(^^;、あっという間の2時間。

ラストは高久先生と山城先生の手合わせ。それまでと打って変わって山城先生の動きに勢いが増します。その理由も伺いましたが、しっかりと応える高久先生。二人の手合わせはまるで会話を楽しんでいるようでした。私もみなさんと間合いで会話できるようになりたいとあらためて思いました。

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会場にはレジェンド吉鷹先生もいらっしゃいました。

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そのあとの懇親会では高久先生に誘っていただいてこの席に(^^;。久々の緊張感を味わいましたが、やはり厚顔無恥な私は聞きたいことをほぼ直線的に質問。それを笑って受け止めていただけるお三方の人柄に感謝です。

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掛け試し稽古会代表高久先生。こんな楽しく、学びの多い会を提供していただいて感謝、感謝です。

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大阪からの帰路は掛け試し稽古会中部の水野支部長の車に同乗させていただきました。車中、そして帰名後の味仙でも様々な話題で盛り上がりました。二人でじっくり話したのははじめて。こちらも貴重な機会になりました。

掛け試し稽古会のみなさんありがとうございました。

ちなみに今週末は名古屋で掛け試し稽古会中部総会です(笑)。それではまた来週、よろしくお願い申し上げます^ ^。

※写真の一部は先生方のサイトから引用しております。





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縁あってこんな豪華な席にお供させていただきました。

めちゃめちゃ多くの貴重な話を伺いましたが、すべて非公開(笑)。

日帰り二連チャンの大阪でしたが、今日
わざわざやってきた甲斐がありました。

先生方、ご指導ありがとうございました^ ^。

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さて、ここで問題だ。前の座席のオヤジが酔っ払って独り言を大声でしゃべってやがる。昨日システマ大阪で教えてもらった(わりと)ニュートラルな状態となにが違うのだろう。呼吸か、姿勢か、リラックスか、動きか、チェックするチャンスだ(笑)。




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