2017年09月
岳家
ヒクソン・グレイシー「今の柔術黒帯は昔の空手黒帯と同じだ」アサイーカフェより
「柔術の文化とは、状況に、ストリートでの困った状況にうまく対処することだ。そして競技でもうまくやれること」
ヒクソンのプライベートを受けているエジソンからまったく同じ話を聞いた。曰く、ヒクソンの柔術はセルフディフェンスであり、その応用で競技もしていたらしい。
某武術師範も「武術は競技に応用できるが、競技は武術に応用できない」と語っていた。
ヒクソンの柔術は武術なんだろう。
武術と競技、どちらが上とか、いいとかいうことではない。
両者の違いは安全面への配慮で顕著になると思われる。スポーツ競技で危険な技は禁止の方向に向かい、武術はその逆の傾向がある。
ちなみにNBJCでは武術と競技で車の両輪であればいいと思っている。時折、本物のナイフを使って練習するし、ベリンボロだっておもしろい。これでいいじゃん(笑)。
粋な対応を希望する
ある高校の動画がネットで話題となった。生徒が先生を蹴っている、先生は弱腰、他の生徒は笑っている。あまりの酷さに問題提起として、Facebookにアップ、個人攻撃が目的ではないので数時間後に削除した。
噂では生徒が逮捕されたとか。誰も得しない結末。
以下は動画アップ時に記載したもの。
「私は体罰を必要悪と考えている。たしかに引っ叩いて物事が上手になったり、強くなったりはしない。そんなの暴力だし、反対だ。もし、それで強くなったとしても心が歪むだろう。
でも、マナーの悪い奴や秩序を乱す奴には口頭注意→除名の間に、場合によってはあってもいいのではないか。
私は子供の頃によく先生から叩かれた。私が粗相をしたからだ。だから、叩かれても納得していた。またそういう時代だった。
一方で校内暴力が社会問題にもなっていた。不良共にやられている教師をみて「情けねーな」と思ったりもした。
この動画の件。笑ってる生徒も生徒だが、やられてる教師もどうなのよ。個人攻撃するつもりはない。生徒には情状酌量の余地を与えてやれ。
問題提起としてシェアした。明日には削除する」
この項には多くのコメントをいただいた。口頭注意→除名、今回は口頭注意→逮捕の間になにかできなかったんだろうか。
話変わるが、国が非武装中立なら、攻撃されないとする考えの方がいる。ならば、なぜ日本に警察がいる?。マナーや秩序を乱す輩は残念ながら存在する。それに備えるのは当然だろう。
学校然り。この程度のことで生徒を逮捕させるなよ。その前になんとかすべき。
率直に言って、この生徒や先生にもムカついたが、さらに後味の悪い決着のようだ。
関係者の粋な対応を望む。
PS.岩間のコメントが全開バリバリすぎて笑った(笑)。コイツが先生ならこんな問題起こらないよ、怖くて。