バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

2016年09月



目を閉じて聴勁(相手の力をモニターすること)スパーリング。一見、達人っぽいが、誰でもできる(笑)。人間の感覚の凄いところ。「目を閉じても相手できるよ」といっても観念的にバカにしてるわけではなく、具体的な動作なのです(^_−)−☆。


ところでメンバーの聴勁スパーリングはいい感じで力みが抜けていた。以前、ある武術家が暗闇で人間は力を抜いて手探り状態になり、それをセンサーモードと呼んでいた。
目を閉じるとセンサーモードになるので力みが抜けたと予想する。視点を変えると視覚情報が力みの一因なのかもしれない。一方、目を閉じるのに恐怖心が残る方は固まって動きにくくなっていた。

力みが抜けない方に聴勁スパーリングは効果的かも(^_−)−☆。

「たとえ八方ふさがりになり、絶望的な状況になっても考え続けているとやがて道が開けてくるものだ」
「考え続けていることが秘訣であり、それによって新しい考えがひらめいてくる。武術はひらめきである」(by佐川幸義)

私の楽しい時間の一つは術理研究。技術の仕組みを考えることだ。いまは崩すことくらいしかできないが熟練すればいずれブッ飛ばせるだろう(笑)。

研究対象の一つが合気だ。合気とは「無力化する技術」(by佐川幸義)。相手の力を外すにはスカすのと、錯覚に陥れるのと2つのルートがあると考えている。「力の強い者がやりにくいなら合気ではない」(同)。目下、力の強い相手がやりやすいことはない(笑)。しかも、佐川師範が技をかけると相手は隣の部屋まで吹っ飛ぶという。相手が自ら飛ぶように誘導しているはずだが、どうやったらそれほどの反射を引き出せるのだろう。

錯覚に陥れるとは手品のトリックみたいなものと考えている。トリックで錯覚に陥れ、身体に誤作動を起こさせる。某空手師範に至近距離で突きが届かない体験もしている。

これらは一見不思議に見えるが、達人が体現できるなら、そこには必ず物理的合理的な理由があるはずだ。もし、この現象が超能力というなら、一般人の私たちに身につけることはできない。私は超能力がこの世に存在しないとは言わないが、緊迫した闘いのシーンで劇的に作用する超能力の存在には否定的なのだ。

上記は数ある術理の中でも、身につけられたいいなと思っているもの。アイデイアはある。おそらく、そのルートは方向性としては違っていないと思う。ただ、いまのところ効果が、そこまで劇的ではない。いまの術理を発展させても辿り着けるかもしれないし、別の方法があるのかもしれない。

骨格筋肉など人体の構造は大小の個人差はあるものの基本的には同じ。操作の根本を捉えるならきっと辿り着けると確信している。

だから研究はやめられない(笑)。



離陸直後に全エンジン停止という危機的状況を瞬時の判断により、ハドソン川に着水。乗員乗客全155名の命を無事救った英雄サレンバーガー機長。本作では手記にも書いていない事故直後にあらぬ疑義をかけられて葛藤する様を描く。

危機に際し、そのために訓練をしてきたと言い切り沈着冷静に大胆な判断を下す機長が凛としてカッコイイ。このあたりは手記の方が詳しいが、墜落直前の緊迫感は映画が優る。無事生還はやはり奇跡という名がふさわしいだろう。

観賞後も爽快。いい映画でした。手記共々、オススメです。

原題「SULLY」。



以下、ネタバレ
容疑者扱いは手記にはなかったはずで、なぜ映画になったのか疑問だったが、最後まで観て納得した。どこにでもケチをつけてくる奴はいるもんだし、それがなければ単なるヒーロー礼賛作品に陥ってしまう懸念もあったからだろう。さすがはイーストウッド監督の手腕(笑)。手記でプチファンになっていた私はサレンバーガー機長役にトム・ハンクスはどうかなと思っていたが、やはり最後まで観るとサレンバーガーにしか見えなかった(笑)。役者トム・ハンクスの力量もさすがだ(^_−)−☆。



私的国内最高峰の焼肉「太陽園」。どえりゃー混んどるんでなかなか入れんけど、松ちゃんの計らいでようやく食べれたでかんがや(笑)。

まいう〜♪。

今宵、クラス終了後、ファイトクラブに鞄を置き忘れる。鞄には財布、携帯の他、眼鏡が入っている。老眼の私はもはや眼鏡なしでは文字が読めない(>_<)。無理を言って中に入らせてもらいました(;^_^A。ファイトクラブのみなさん、お騒がせしてすみませんでした(^人^)。

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