バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

2012年05月

c8dfb41f.jpg軽妙なウィル・スミスと重厚なトミー・リー・ジョーンズがベストマッチと呼べるブレンド。

ドタバタはあいかわらずだか最後にホロリとさせられる。

3Dも効果的。

シリーズで1番よかった♪



http://mib-3.com/

そういえば入会まもなく練習中にバシバシケガさせるので注意したら

「格闘技なのにケガさせて悪いんですか!!」

と、ある意味名言を吐いたのがいたのを思い出した。

そう、武術格闘技がほかのスポーツと圧倒的に違うのは

「相手の身体そのものの破壊を目的としている」ことだ。

だから、「ケガさせてなにが悪い!」は真理なのだ。

でも、それでは暴力と区別がないことになってしまう。

一瞬答えに窮し、また、そこに哲学が必要なんだとあらためて考え直し、ジェントルアーツを標榜するきっかけとなっただけに印象深い。

意識は同時に二つのことができない。
無意識なら同時並列的処理ができる。

たとえば車の運転は
周囲の安全を確認しながら・・・
腕でハンドルを操作しながら・・・
足でブレーキ、アクセルを踏みながら・・・
さらに余裕があれば
会話を楽しみながら・・・
音楽を聴きながら・・・

この一つ一つを意識的に行うなら同時並列的処理ができず車の運転は不可能だろう。

某師範の受け売りだが
「(意識的に)両手で同時に〇、△、□を描くことができるが、片方を△、一方を□に描くのはできない」

関連して漫画「範馬刃牙」などで行動は認識から0.5秒遅れるとしているが、人間はそんなにトロくない。
実際の行動を認識するのに0.5秒(0.2秒だったかどっちか忘れた)のタイムラグを生ずる。

これも車を運転中になにか飛び出してきて急ブレーキを踏んだとする。急ブレーキを踏むのは無意識で、踏んだ0.5秒(か0.2秒)後にブレーキを踏んだと認識(自覚)される。

よく考えると会話も似たようなものですべての言語を吟味分析した上でしゃべっているわけではない。言葉にしてからあとで納得できたり理解が深まったりするのはこの理由だろう。

武術で耳にする「先の先」とか「後の先」も無意識の先(「事の起こり」)を取ることで実際の動作の先ではない。(※私は「先の先」が多少わかるものの「後の先」はわからない。)

それが仕事であれ、運動であれ、料理を作ることであったり、勉強であれ、あらゆる物事を「使いこなす」とは無意識化することではないだろうか。

その上で。真の「集中」とは全体を捉えた中から出てくるもので、ぶつからずに運転することそのものが「集中」と考えている。

ハンドルの操作のみに意識を集中したとしても、ぶつかっていては集中とは呼べないのだ。

NBJCではスパーリング中の「クソーッ」「チクショー」等の言葉やガッツポーズを禁じている。

耳にする度、「それ、僕にいってるの?」とたずねる。

「クソーッ」は糞だし、「チクショー」は畜生なんだぜ。

全員「いえ、違います」と答える。

それなら黙っとけよ。

自身への叱咤ならば口に出すまでもあるまい。

日本柔術黎明期、試合のない時代、スパーリングはさながら実戦の様を呈していて腕が折れてもタップしない等殺伐としていた。それはそれで個人的に嫌いではないが、誰もが安全に楽しめる状況ではない。

スパーリングの相手は敵ではない。練習パートナーなのだ。

柔術には危険な技が多い。
それをいま普段、安全に練習できるのはメンバー間の信頼関係があるからだ。

だから、そのパートナーを敬うのは当然のこと。
パートナーへのリスペクトに著しく欠ける振る舞いや、失礼な態度を「悪いマナー」と断定し厳しく注意している。

ガッツポーズもパートナーへの配慮があるとはいえず同様。

楽しくやってもらうのはいい。ダラけたり気を抜いたりするのは危険だ。

プロフェッショナルなイベントでは多少の演出もあってしかるべきだが、ことアマチュア競技会における試合勝利でのガッツポーズは私的にギリギリセーフとしている。といって度を越えたりしたらやはり注意している。

たとえ、どれだけ強くても相手がいなければ武術格闘技は成立しない。リスペクトを忘れてはならない。

逆にいえばリスペクトできない相手と戦うべきではない。

練習といえどバチバチにシバきあって壊しあうやり方もあるだろう、でもジェントルアーツを目指すNBJCではno thank youだ。



追記:あくまで私個人の感覚だが、ノーギと比べてギの方がリスペクトを作りやすいように思う。
人は服装によって気分も変わる。例えるとギはフォーマルでノーギはカジュアルといったところ。フォーマルばかりでは堅苦しいし、カジュアルばかりも締まりがなく、バランスが大切なんだろう。

今日のお昼のおにぎりは小さめ。

なぜなら昨夜その分まで食べてしまったからだ(^^;

ピラティスのエクササイズを繰り返している。

背骨の歪みの矯正になるからだ。

いまは首、肩鎖関節付近に見つけた力みを抜いている。

見方を変えれば歪みを矯正できれば鍛えても力まずにいられるんじゃないだろうか。

今日、久々に軽めにウェート。その後、各部を細かく動かしてみる。以前は筋肉がこわばってできなくなってしまったことができる。

ブリッジもわりとスムーズ。

可能性は広がる♪

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