バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

2012年04月

全日本柔道選手権。90kg級の加藤博剛(ひろたか)選手が優勝。
重量級以外の選手が優勝するのは40年ぶりとか。
凄い!

PS.ところで中継を見れなかった私は夜のスポーツニュースを楽しみにしていたがほとんどが本命の重量級が負けたことをピックアップ。すぽると!にいたっては優勝が誰かも報じず。・・・これって、どうなのよ(-_-メ)


2012/4/30/05:00追記:ようやく決勝の動画を見た。かなりの体格差。それでも加藤選手が背負い、小内、巴と流れるように追い込み、そして隅落で一本。お見事。

噂では数年前に加藤選手はブラジル柔道の勇フラビオカントに腕を極められたとか。その試合ならTVで見たような気がする。投げが潰れたところをカントがすかさず腕十字。日本選手が持ち上げ待て。そんな展開を三回繰り返したところで腕がクラッシュ。当時、カントの素早い関節技に目を奪われたものだ。

私はスタンド、グランドと切れ目なく戦うスタイルが好きだ。投げがもつれてグランドに入るやすぐに関節技を取る。ヨーロッパの選手に多いと思う。
私は柔術もいずれそんな時代がくると予想する。

加藤選手の柔道もスタンド、グランドの切れ目がなく、小さいものが大きなものを制するお手本のような試合で見応えがあった。
ニュースでは期待の重量級勢の敗戦ばかり話題にしていたが、この四十年ぶりの快挙は日本柔道の新しい時代の幕開けであり、こちらを歓迎すべきであろう。

もしカントに敗れたのが加藤選手だったとしても、その体験があったから、いまのスタイルに実を結んだのかもしませんね。


2012/4/30/14:00追記:ようやく見つけた全日本柔道決勝の映像。


別角度の映像(これも教えていただきました。ありがとうございます。)



そしてコメントいただいた方に教えてもらった加藤―カント戦。ちなみにカントは柔術元世界王者シャンジヒベイロのトレーニングパートナー。必見です!!

77412ced.jpg明奈様を青帯に昇級。みんなでお祝いの帯叩き。

ところで明奈様は中学生の頃からNBJCに出入りしていたので、キャリアはすでに十年に近い。
実はもっとうんと以前に青帯に認定するつもりが、しばらく練習に来ない期間もあったりしてタイミングがなかなか合わなかった。

最近、コンスタントに練習できているのと本人のモチベーションを照らし合わせるとこのタイミングしかないと青帯に認定させてもらった。

NBJC史上最長白帯の明奈様。おそらくその記録が破られることはないだろう。よくがんばりました。マル。
3cc8e6a9.jpg明奈様のオーラにみんなフルスイングできず(笑)
4f773075.jpg

ホントにめちゃくちゃ忙しい人物が「忙しい」と口にするのを私は経験上聞いたことがない。「忙しい」なんて口にしている暇もないし、なにかに集中、没頭している人にはそんな感覚もないだろう。

それで私はといえば周囲に「ホントに忙しい人」が多かったので忙しいのが嫌いだ(笑)

といって働くのは嫌いではない。死ぬまで働くつもりだp(^^)q

暇は好きだ。でも、やることがなくて暇なのは嫌い。

やることがあって暇が好きなのだ。

それはサボってる時間が、かなり楽しいからなのだ〜ワッハッハッハ!

「いろいろとできない技を練習するものではない。理が分からなければできないのでやるだけ無駄である。得意技を使っていないといざというときに使えない。得意技が上達することになり理も分かってくる。」(by佐川幸義)

プロ野球が開幕ししばらく。
時間があればTV中継をみたりするが、今年は楽しみがある。
前中日監督落合博満の解説だ。
三冠王三度、監督としても優勝四回に導いた野球の名人が舌鋒鋭く切り込む。歯に衣着せぬ解説に名うてのプロ野球選手も形無しだ。
でも、一見、手厳しい落合解説だが、よくよく聞いてみると、そうではない。
野球名人のアドバイスはいたってシンプルなのだ。
特に興味深いのがバッターへの
「簡単な球を打て」
というもの。
あらゆるコースのすべての球種に対応しろとは言っていない。簡単な球を引っ張れ、とだけ。

時代が多様化し、とかく物事を複雑に考えがちな風潮の中で、ある局面で最も簡単な方法をチョイスする。
これは真理ではなかろうか。

柔術も同様。いま、私の琴線に触れるのだ。

今回の日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)ルール講習会も、とても勉強になりました。

さて、以下のことを私の備忘録として記しておきます。

昨年、3月のルール講習会のことを当ブログでhttp://diary.nbjc.jp/archives/1842398.htmlを備忘録として掲載しました。


cb4c542e.jpg
毎回話題となる外掛けについて補足ですが、写真のケースでも受けの上体が取りに背を向けるような態勢なら膝を捻っているとみなされ反則と判断されることもあるようです。膝十字の攻防の際に注意が必要ですね。



ところで恥を承知で書きますが、私は「オモプラッタ」で上体を起こし相手をうつぶせに制した状態を
「ガードポジション(両足の間に対戦相手がいる状態)、もしくはハーフガード(対戦相手の一方の足だけが両足の間にある状態)で下にいる競技者が、上下を入れ替え上になることが出来れば、2ポイントが与えられる。」
「スイープを仕掛けた競技者が結果的に相手の背後に着いた状態の場合でも、2ポイントが与えられる。補足)この際は相手の両膝が床に着いていなければならない。」
からスイープと判断しておりましたがこれは私の間違いでした。

「オモプラッタ」はスイープになりません。

幸い私のジャッジした中にこのケースはありませんでしたが猛省し注意したいと思います。
なお、受けの腕が足から抜けて取りがバックサイドについた場合にスイープとなるようです。

上記はあくまで私個人の備忘録にすぎません。
ルールについてご不明な点、疑問があれば日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)に問い合わせるか、ルール講習会に参加されることをおすすめいたします。「噂」レベルの解釈に振り回されないようにご注意ください。


このページのトップヘ