dea12dd4.jpg「いかなる時代であれ、権力闘争を本質的要素とする国際政治にあって、一国の最高レベルの為政者が日夜心を砕いているのは自国の安全保障という一事である。それは外に対しては侵略からの防衛、内にあっては秩序と安全の確保である。約言すれば国の独立を守り、国民の生命、財産、福祉をいかに守るかということに帰着する。それは国家なるものの根源的な存在理由=国家理性に関わる事柄であることはいうまでもない。」

領土、原発、核兵器などいまだからこそ振り返る歴史の重み。
39ec8e95.jpg「(国家の)安全は文字通りの絶対安全でなくてはいけないんで、万が一にも損なわれたら大へんだ。だから、二重にも三重にも手を打っておく必要がある。」(by佐藤栄作)

写真は中日新聞2013年2月26日。


他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス 〈新装版〉

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著 者:若泉 敬


販売元:文藝春秋

発売日:2009-10-29