バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

2008年02月


本日はボトムクロスからの十字。この二週間で極め技全般をざっとやってしまいたいので毎日違うメニュー。各掘り下げはまたあらためて行いますからご心配なく。

極めてしまえばそこで終わり。ポジションを餌にサブミッションを狙う手もある。

いま推手のようなスパーをしている。ぶつかったところで頑張らない。スイープもスムーズに返されている。でもそこに切り返すチャンスもある。変な逃げ方を試したり(笑)

そんな感じでトップやボトムをゴロゴロ回っていると極めが目的なのかポジションが目的なのかわからなくなったりする。

それも新鮮な感覚。足関とパスも上手く融合しつつあるし。

練習後は室谷さんや平木君を捕まえて、俗に合気上げと呼ばれる練習。なんのこっちゃかわからないほどの微妙な感覚のコントロールに首を傾げる二人。大丈夫、私も手探りなんで(笑)

強くなるために色々やりますよ!


極めテーマに二週に渡って練習。今宵は腕十字を数種類。

スパーでは頑張り合いをしないでいっしょに動きながら極めに移行するように行う。

以前買った太極拳の本を引っ張り出してきて読み返す。昨夜I師匠からのヒント、「重」と「沈」について。買った当時は飛ばして読んでいた箇所。

また一つ認識が新たになった。


私の好きな話にこんなのがある。

年老いた剣道家の話。どなたか名前は失念してしまったが、ある日、若手と練習。若手が打ち込んだ、そこで老剣道家が質問。

「いま君は打ったのか打たされたのかどっちだと思う?」

後日、合気道の本の中に「打たせる練習」とあり、自ら相手に打たせるように誘導するという。

「良い城というのはどこか一カ所に弱い所を作ってそこを攻めさせるものだ」とは映画「七人の侍」の台詞、

いずれも相手の「打ち気」をコントロールするという話。これにより「後の先」が取れるようになる。

世間では「KY」と書いて空気を読めないというそうだが、同じくKYで気配を読む話。

私は「先の先」はなんとなくわかるがまだ「はったりの先」に引っ掛かってしまう低レベル^^;いずれはさらに奥にある「後の先」を取れるようになりたい。

そして、おじいさんになった時、若手に質問するのだ。

「いま君は打ったのか打たされたのかどっちだと思う?」


PS.I師匠との練習でピーンとくるものがあった♪上手く表現できないが、もしかしたら身体と中身(?)は違うのかも?


香港九龍の北さんからメールをいただきましたのでご紹介させていただきます。

「突然失礼致します、香港九龍の北と申します。

早川様、

突然メッセージを差し上げる無礼、お許し下さい。
初めまして、香港九龍柔術の北圭介と申します。

カオリさん、生田さん、荒牧、そしてブラッドより、早川様のお話はかねがね聞いていたのですが、中々ご挨拶できる機会が無く、突然このような形でご連絡させて頂き、大変失礼致します。

さて、2年前にもカオリさん、松本さんに参加頂いた香港の大会ですが、来る4月26日(土)、27日(日)に第2弾を開催する事が決定しました。東南アジアでの柔術の普及はまだまだですが、今回は前回よりも気合を入れ、スポンサーも付いた事により、テレスとガバオンも試合、及びセミナーの為、ブラジルより来港致します。

つきましては早川様の生徒さん(カオリさん、松本さんです)、そして中部の方達を誘わさせて頂いております。何卒ご了承下さい。

もし、可能で御座いましたら、早川様ご自身、そして生徒さん達も旅行がてらお気軽にご参加下さい。飛行機代もNWで3万5千円、もし問題が無ければ、生徒さん達も九龍の道場に無料で宿泊いただいても結構です。

詳細はこちらに御座います。: www.copadehk2.blogspot.com (英文)

以上、今後とも、何卒宜しく御願い致します。
取り急ぎ、ご挨拶まで。

北圭介 拝 」

わざわざご丁寧にありがとうございます。その節は金子、松本が大変お世話になりありがとうございます。大会の成功を祈念しております。大会のPRに少しでもお役に立てればと思いブログにアップさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。



動作は処理する情報量が多すぎて理論のみでは追い付かずスムーズにいきませんね。だから全体としてできるイメージを持ってそれに近付く努力をしています。

今日も練習後、I師匠の指導を受ける。重心操作は微妙な感覚ゆえ、自身でも上手くいってるのかどうかわからないことが多いのです。そんな中頼りになるのがI師匠の存在。師匠の動作をイメージしながらやるのが1番の近道なのです♪

例えば動作をしなくても(仮に寝ていたとしても)動作をイメージ(意識)することで対応する筋肉が反応するのがわかるようになってきました。動作のコツを掴にはとても良いと思います。だから自己啓発本などにあるような、こうなりたいとか具体的イメージを持つことは実際大切なんでしょうね。

Vを見るのもそういった意味で役立ちます。

最近、それぞれの別個に存在していた技術が法則性を持って集約しつつあります。いつか、あらゆる技を上手に使いこなす名人になりたいですね。


基本功及び太極拳、エクササイズ。

以降読書。武術格闘技系ではないものを何冊か斜め読み(笑)。

夕方、練習。今宵は先週やりきれなかったパスガード。そしてスパー。一日休んだので軽快に動ける。

個人的には相手の重心を意識しながらやっている。相手の力の出所というか力の使い方を探りながら、これも人によって個性があるから面白い。ばらばらにくるタイプもあればドンッと集中してくるタイプもある。強いのはドンッとくるタイプです。力を入れた瞬間って誰でも身体が固くなってしまいますからそれを上手く操作できるようになりたいですね。柔らかい相手には関節技とか有効ですから。


いつも普段からこんなことばかり考えてますから読書は息抜きになります(笑)


今朝は病院とあって自宅練習はなし。いつもの待合室でも数冊持ち込んだ読書。
夜も仕事の打ち合わせで練習は休ませてもらう。
ほぼ一日、武術から離れ頭を休ませることができた。ゆえに見えてくるものもある。


「今の生活に満足していないのならそして将来に不安があるのならまず読書をはじめた方がいい。
そしてまじめにコツコツ働いている生き方を見直してもっといい加減な生き方をしてみることだ。
人生は道楽である、楽しみつくした人が勝ちなのだ。
亡くなった時に周りから「あの人はまじめでいい人だった」と思われる程度ではやがて忘れ去られてしまう。
「あんなふざけたヤツはいなかった」と思われるぐらいでないと人生の主人公を演じきったとはいえない。」〜本文より(笑)

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