バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

2005年06月


うちのメンバー(私も含まれます)には「人様の痛みがわかる」人物になってほしいと願っています。まず自身が痛い目にあってないと人様の痛みはわかりませんね。
柔術や武術格闘技が強いだけで人間的にクズではいけません。柔術の腕があがるにつれ人物も成長してください。じゃないと「キチガイに刃物」ですよ。
そして男として。
斜に構えない。
愚痴らない。
くさらない。
負け犬的言動を控えましょう。

自戒をこめて…。


泳いで仕事して練習して食事。フクジーニョクラスは三角のバリエーション。同じ三角でも入り方がたくさんあります。使用するにはタイミングや相手の体格、勢いなど多くの要素が複雑に絡み合ってきますのでまったく同じ技はありません。まずは練習で動作の核に気付きましょう。
練習後はフクジーニョ、TAISHO、KINTA、慎一郎とうちの奥さんで食事。今後のプランを話し合いました。
やりまっせ〜p(^^)q


単語に相当します。柔術は単語=技の記憶に優れたシステムを持ちます。とにかく技そのものは運動神経など関係なく習えば誰だってその場ですぐに出来るのです。このあたりに柔術人気の秘密があるのでしょう。
じゃあスパーですぐに使えるかというとそうはいきません(笑)。スパーは相対的運動で語学でいえば会話に相当するからです。会話では相手の文脈に沿って当意即妙な受け答えが要求されます。
まずは単語の語量を増やすことにより文法が多少間違っていても会話を成立させるすべを柔術は持っているのです(^^)v


体のバランスに歪みが出ています。この歪みは日常生活している分には気が付かないことがあります。套路や気功、柔術のエクササイズなど一人で行なう練習をしているとはっきりわかるのです。また良いバランスでいるためにも体を鍛える必要性をあらためて感じます。バランスとフィットネスを整えるのにボディウェイトを利用したエクササイズは有効と思われます。
「体操競技はレスリングのエクササイズが特化したもの」(byカールゴッチ)の説を私も信じます。
今日も三角のバァリエーション。
体験入門に来た学生さんが目を白黒させてましたがこうした技の変化が柔術の真骨頂。いまはプライドなどテレビで放映をみて仲間内で技をかけあって遊んでいる方達も数多くいると思います。が、そこは餅は餅屋で私たち専門家の技は素人の方が見よう見真似で使うそれと多少ポイントが違います(笑)。このポイント、コツともいいますが聞けば誰でもすぐに出来ちゃうのが柔術の凄いところ。意外に簡単にできるので体験された方はみなさん感激して帰られます。そんな感動を伝えるお手伝いが私たちの役割なのです(^-^)♪


名古屋市総合体育館、通称レインボーホール(夜は特殊な照明で影に虹のように色がつく)のプールへ出掛けました。温水50mのプールは泳ぎ甲斐があります。25mと比べてターンが少ないので泳ぎだけに集中できます。気が付いたら90分も泳いでました(笑)。
サーフショップに立ち寄りラッシュとサーフパンツを購入しサブミッションレスリングクラスへ。スタンドは崩し、足関はアキレスを習う。序々に進歩してきているのがわかります。みんなもこいよ(^^)/


メッチャ暑いーーっ!!!
練習帰りに立ち寄ったコンビニで通常の12倍の酸素の入った水を購入。飲んでしばらくすると目が冴えてきました。疲れもなんとなく取れたような気が…。体脂肪も取れないかなぁ(笑)。
夏はやっぱりグッドシェイプ!ちなみに私の体脂肪率は体脂肪測定機の手で測るヤツだと12%、足で測るヤツだと20%もあるのだ!20%として理想の10%に体脂肪率を落とした場合、私の体重は63kgでほとんどプルーマ。
ダイエットの方法は奥さんがよく知っているので教えてもらおう(笑)


朝焼け空がきれいだったので栄から家まで歩いて帰ったのが5時。昼まで寝てプールで一時間泳ぎ。夕方は練習。三角のバリェーション。一時間スパーでヘトヘト。
昨夜はメチャメチャ飲んだもんね。摂生しないと…。


タクオは富樫選手にリベンジ。富樫選手の膝十字を凌ぐとバックから攻勢をかけ最後はオモプラッタで捕まえました。一本勝ちは逃したもののプロ復帰戦を判定勝利で飾りました。
佐藤はアブダビ日本代表三原選手のスパイダーに苦戦。途中三角に捕まって時間が経過。判定負けしました。
KINTAは花沢選手の脇差しパスに圧殺。ハーフ→ガードを繰り返し判定負け。
佐藤もKINTAも相手を受けすぎてしまう癖があります。このクラスの対戦者は自分の得意な形を持っており、それをそのまま受けて後手にまわっていてはコントロールが難しくなります。試合では組み際とか際の攻防で先手を取るようにしないと終始コントロールされてしまいます。二人ともやさしい性格なのでつい受けてしまいますが試合ではもう少し「嫌なヤツ」になりましょう(笑)
TBJの山崎は終了間際十字で一本勝ち。お見事!だけどスタミナ十分なんだからもっと積極的に仕掛けないとプロとしては及第点です。あえて苦言を。
大阪初のプロ柔術。お客さんの入りはちょっぴり寂しかったのですが好勝負の連続で盛り上がりました。
渡辺孝、三島、タクミ、Barbaro44など試合は見応えがありました。
最近注目の青木選手ですが試合中に相手セコンドに悪態をついたりする姿はよくありません。プロとしての演出かもしれませんが王者とかチャンピオンはその競技を代表する「顔」になるわけで「街のチンピラみたいな振る舞い」は慎んでほしいのです。強者は堂々としましょうよ。他のスポーツのトップ選手、例えばイチローとかサッカーの中田とか風格や威厳があります。特に格闘技は一般に「野蛮な人間」がやるものと色眼鏡で見られがちなので注意してほしいと願います。若い選手は元気も必要です。時には行きすぎもあるかもしれません。そんな時は指導者や目上の者が注意してください。一流の選手は人間も一流でいてください。
先日のPRIDE武士道でKO負けの直後、判定を不服としてTAISHOが看板を蹴ったりしていましたが、それは「男らしくない行為」と彼を叱りました。それは「チンピラの気晴らし」にはなるかもしれませんが格闘技や武術の道を極めようとする人間には相応しくありません。TAISHOは私の忠告をすぐに受け入れてくれました。
ある雑誌に「かっこよさ」とは「謙虚さの中の自信」とありましたがその通りだと思います。
昔から「文武両道」との言葉もあります。「良い刀はちゃんと鞘に納まっているべき(by映画「椿三十郎」)」で、ヒクソンは柔術を「Gentle Art」と呼びます。
みんなの憧れの対象→カッコいい→謙虚の中の自信→チンピラのように振る舞わない。これでお願いします。
もちろん私もそういう人間になりたいと努力しています。


体力を温存する必要がないため90分間思いっきり泳ぎました。奥さんと私の母親と三人で(笑)
私の母親はキャリアウン十年の水泳歴。私の水泳の先生なのです。
ヘトヘトになって帰宅。そして鍋。
明日は大阪へ行ってきます(^^)/

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