バーリトゥード日記

バーリトゥード日記

ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ(NBJC)代表早川正城の日記です。
(題字:一ノ瀬芳翠)

2003年10月


色々考える事が多くって頭がテンパってきてるんだよね!体も満身創痍の疲労困憊だし。
でもこれを乗り切ればまた一回り成長できる。やればできる!迷わずにゆけよゆけばわかるさ!


よく取られるのぉ〜。練習量からいってクラブで一番タップしてるかも?テンションが低めで反応が鈍いのとメンバーのレベルアップがその理由。お陰でやる気がふつふつと湧いてくる。かも(^^)/


パウリスタ黒帯マスターペナを征したフクジーニョ!決勝はまたまた巴十字(ヘリコプターアームバー)で一本勝ち。
この巴十字ヘンゾの教則ビデオに見るくらいで実際の試合に使って(しかも成果をあげて)いるの日本はおろかブラジルでも世界的にもフクジーニョ只一人だろう。カンペオの決勝で極った時は鳥肌が立つほどシビれたぞ!
この技、キムラ、デラヒーバやホレッタと同様フクズミってネーミングでいいんじゃないかな?


練習が休みなのでテレビ観戦。日本は初勝利を賭けてアメリカと対戦し、一点差まで詰め寄ったところで最後に力尽きた。日本にとってアメリカは実力的に遜色ないものの全く勝てない相性の悪い相手。アメリカは体力を活かしたパワーラグビー。日本選手もかなり大型化してるんだけどフッ飛ばされてました。
圧倒的なパワーにどう対処するかは競技によらず永遠のテーマといえる。
ともあれ日本選手の健闘に拍手!お前達は男だ!


昨日飲みにいった先で、隣のヤ〇ザ風の客にからまれ、肩や背中をポカスカ叩かれ、久々にマジキレモードに。店が静まり返ってしまったのでした。
こうやって段々まともになって…

二ヵ月前買い物の駐車場の列に並んでいて横入りしてきた奴がこっちを振り返って「バ〜カ!バ〜カ!」とぬかしやがった。結局は我慢したがやろうかやるまいか凄い葛藤だったのだ。私の知り合いは「相手のレベルまで落としても徹底的にやるべき!」というが、まともな私はブレーキがかかるようになった。でも葛藤は体に悪い。されど法治国家。


練習はしっかりやってるし。
昨日なんかスパーを二時間近くやってたし。
でも疲れすぎは抵抗力が下がるし。
拳法のI先生と嫁にも飲みすぎを注意されてるし。
でも付き合いも大切だし。
体も大切だし。
最近ムカつくことも多いし。

こんなことを繰り返しながら段々とまともな人間になっていくのだ。


ゴングを発行する日本スポーツ出版から発売中。
うちの選手も福住、TAISHO、タクオ(宮田)と河合の4人が載ってる。
この世界の選手達を寡聞にして知らない私にとって重宝な一冊。

だけど・・・
なぜかタクオが恐い顔をして、なぜか子犬を抱いている???
それにALIVEの住原さんはどういうわけかチャイナ服にどういうわけか傘というショッキングな出で立ちだぞΣ( ̄□ ̄;)!!
PS私がこっそり応援していた佐藤歩ちゃんに婚約者がいるのもショックだった(T_T)


拳法では体の中身を水。体は袋。体という袋に水がつまっていて骨や臓器はその中に浮いていると考えられている。初めて聞く人はイメージがわかないだろうが、練習を重ねれば実感できる。実際人体の70%は水分なんだし。
で、その中身を作るのに有効なのが型や套路や気功等の「一人」で行なう練習。相手がいないから自分に集中できる。型や套路をシャドーボクシングの様に対人のイメージトレーニングとするのは間違い。あくまで「自分一人」に集中する。すると体の内部の各部分がどのような関連を持って動いているのかに気付く。そしてそれらに円滑さを求めれば必然的に流動性、液体のような動き、要するに水になってくるのだ。
ちなみに現在の柔術には套路がない。これに相当するのはエビと逆エビくらいか?学習をすすめていずれ柔術に套路を編集したい思う。套路があれば私が80才や90才になっても練習できるからのぉ(笑)。
体の中身が見えてくると、呼吸や立つこと、歩行等超自然過ぎて普段全く意識することのない当たり前にやってる日常動作にだって新鮮味をもって感動できたりする。スポーツや武術、格闘技に上手くなる秘訣は自分の体に隠されているなんて素敵でしょ?
拳法の究極の体の中身は液体を超え気体。そして外形(体)と一致した時、達人の神技に近づくことができると信じる。
目標が高いから志を持って迷わず練習できるし、だから私は練習が楽しい。
楽しくなげれば続かない。続かなければ上手くなれない。楽しいと感じるなら運動神経が悪かろうがなんだって誰だって上手くなれるってこと。これって大切なことだよ(^.^)b


どんな人が好きですかの質問にこう答える人は多い。が、そのほとんどは優柔不断を優しさと勘違いしてると思う。「自分を甘やかせてくれる人」「なにをしても許してくれる人」。そんなのを優しいと思っているのではないでしょうか?
強いから優しくなれる。自信があるから強くなれる。信じるものがあるから自信を持てる。
信じるものがないから優柔不断なんでしょ。
ちっとも優しくない私はこう考えるのであります(笑)。

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