石津宏一怒涛館柔道理論 : バーリトゥード日記

ガン・パ・ト・トーン！！！

時折、子供の柔道教室を目にする機会がある。洗練されたカリキュラムでとても参考になる。内容がとてもわかりやすいのだ。わかりやすさは子供に限らず誰にとっても有益だろう。

そんなわけで気になる子供柔道教則Ｖを手に入れた。

はじめて耳にするポイントがいくつかあってこの道場の特徴ともいえる。

・まとめ足といって崩しの直後に足を揃える。
・前回り、後ろ回りサバキは踏み込んだ中心足を基点にしている。右組の場合、右足を基点にした場合はすべて後ろ回りサバキ、左足を基点ならすべて前回りサバキとしている。
・肩幅以上に踏み込まない。
等々。中でも最も印象的なのが、冒頭の

「ガン・パ・ト・トーン」のかけ声(笑)

ガンで崩し、パでまとめ足＆中心足、トで足サバキ、トーンで投げる。子供や初心者に崩し等専門用語はピーンとこないので、タイミングを伝える工夫の一つ。

実は当初このＶも内容がわからないためvol.2のみ買うに留めたが、内容を確認できてすぐにvol.1も購入した次第(笑)。

さらに私にとって興味深いのは、まとめ足。これは八極拳の｢震脚｣と同じ狙いがあるのではなかろうか。空手型｢三戦｣も足を寄せてから踏み出すのは同じだ。

残念ながら、まとめ足をする理由、そして位置等はこのＶではあきらかにされていない。じっくりと研究していこう。

石津宏一怒濤館柔道理論 vol.1 [DVD]