「弓と禅」読了。

師匠とは道を示せる人なんだね。

弟子が師自身よりさきに進んでいけるように、歩いていく道を示すことができる人。

巷間、やたら「〜道(どう)」とする風潮がなんだか敷居が高くって私は好きでなかったけど、「道(みち)」って誰もが歩けるようにするという意味だったんだね。

「以心伝心」。弟子には師匠が映るとされる。師匠には戒めとなり、練磨の礎となる。

「うつすとも水は思わず うつるとも月は思わぬ廣澤の池」

ま、そんな域には程遠いけどね〜。

私が今、表現できることは少なくとも、私が歩いてゆく道を伝えることはできる。それはgentle artsへの道だ。

「悪い射に腹を立ててはならないということはあなたはとっくにご存知のはずです。善い射に喜ばないことを付け足しなさい」(by阿波研造)