d7a61293.jpg柔術のテクニックではなく映画の方(笑)

主人公はガンの告知を受けて気持ちのアップダウンを繰り返す。その恋人、友人、家族は本人に気を使うあまり、腫れ物に触るように振る舞ってしまう。それぞれの心の葛藤をクールにそしてユニークに描いていて好感。

いまだ、このテの作品を観賞するのに、ちょっぴり勇気がいるのが私の情けないところ。シーンに自分が重なってみえてしまう。主人公が愚痴ってる台詞のいくつかに思わず吹き出してしまった。まったくそのままを私も口にしていたからだ。

「あんた、ビビっとってどうする?!かといってナメとってもいかん!!」との医者の叱咤を思い出す。

前向きになれる作品。もし、いまご自身が闘病中であったり、お近くに闘病中の方がいらっしゃるなら、ご覧になるといいかも。ちょっぴり勇気が届いて心が温まりますよ。