日本ブラジリアン柔術連盟(ＢＪＪＦＪ)黒帯初段認定に必要な救命講習修了証。黒帯初段の指導者は黒帯を発行することができます(今年6月からは二段以上の指導者)。今日は普通救命講習受講のため東消防署にやってきました。
受講は無料。講習は午後１時半から三時間です。
講習は実地がほとんど。消防隊員のレクチャーに続き、人形を相手に練習していく。
倒れてる人を見かけたら、まずは駆け寄り声をかけ、呼吸を確認。呼吸が停止していたら、
・近くの人に救急車の手配をお願いする(意識がない旨を伝える)。
・他の人にＡＥＤがあれば持ってきてもらうように依頼する。
・そして別の人に人を集めるように頼む(助っ人＆外部からの視線遮蔽の壁になってもらう)。
この際、漠然と呼び掛けるのではなく、｢あなたにお願いします｣と個別に指名するのが良い。
続いて人工呼吸に心臓マッサージ、ＡＥＤも初体験。
体験してみて意外というか予想と違ったのが人工呼吸と心臓マッサージ。人工呼吸は予想よりかなり軽めに吹いて、心臓マッサージの方はかなり強めに押すことになる。
初段昇級目的の受講だったが、普段、人を倒すことを主眼としているだけに人を活かす技術は新鮮であり興味深く、結果的に大変有意義な勉強になった。
武術格闘技を志す者ならば｢嗜み｣として知っておいて損はないだろう。
※ＮＢＪＣインストラクターは必須にするつもり。
以下は備忘録。
呼吸、心臓停止ならばとにかく｢心臓マッサージ｣すること。躊躇することなく、間断なく。
人工呼吸は強く吹きすぎない。強すぎると胃の残留物が逆流し、気管支に詰まる可能性がある。
想像よりかなり軽め。私の感覚では30〜50％程度吹きこむ感じ。
反対に心臓マッサージは想像よりかなり強め。かりにそれで胸骨等を骨折したとしても圧迫が不足して死亡させるよりマシとのこと。
心臓停止の場合に心臓マッサージ(胸骨圧迫)が有効。心臓のけいれん、微細動の場合にＡＥＤが有効。
ＡＥＤ操作
-1、スイッチを入れる。
-2、音声ガイダンスに従う(ボリュームがそれほど大きくないので人混み等では注意)
-3、パッドを取り付ける(位置は図示されているが心臓を挟んでいればどこでも良い。パッドの左右はどちらでも良い。パッドの粘着力が強いので一枚ずつはがし取り付ける。部位が汗で濡れているなら拭き取る。屋外で雨などに濡れている状態のまま使用しない。)
-4、ガイダンスにしたがって電気ショックを与える際は感電する恐れがあるので傷病者から必ず離れる。誰も触れていてはならない。
これは人工呼吸用のフェイスカバー。感染症などを防ぐために、必要。ハンカチなどでは感染症を防げないので不可で人工呼吸をしないように注意。
修了証。ちなみに救命講習は普通救命の他、普通救命講習�供⊂綉薺潴森崕�がある。
講習を受けてみて最も重要と思ったのが「心臓マッサージ(胸骨圧迫)」。人工呼吸よりも心臓マッサージが大切であり、場合によっては人工呼吸を飛ばしてもいち早く心臓マッサージを行う。そして蘇生するか救急車が駆け付けるまで続ける。心停止から9分以内が勝負。遅れると社会復帰率が下がる。
今日習ったのは成人用。子供、幼児には方法が少しかわる(圧力の軽減等)。これは上級救命講習で教えてもらえるそうだ。機会を見つけて受講したい。
※救命講習の問い合わせ先
名古屋市応急手当研修センター
052-223-0099
またはお近くの消防署へ(^^)b
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