愛知オープンと同時開催。慣れ親しんだ日本ブラジリアン柔術連盟(BJJFJ)ルールを再勉強。

いままで私は大会を主催もしくは運営側でいることがほとんどであり、競技性との中立を保つため(主催者でレフリーをしていると競技の公平性に異議を申し立てられる場合がある)あえてレフリーをしてこなかった。

今後はBJJFJの公式&公認大会も増えるであろうからいつでもお手伝いできるよう、そろそろ審判ライセンスを取得しておこうと講習会参加と相成った。

ところで講習会は「際の攻防」等の解釈の微妙な箇所について明確な指導があり大変勉強になった。

一発で失格となる重大な反則行為、いわゆる「外掛け」について理解が深まった。国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)のルールではただ単に「膝を捻る行為」(特に内側)を反則としている。BJJFJではそれに実際の事例を踏まえ、より具体的な注釈をつけたルールを採用している。試合でのレフリーのジャッジに双方の差があるわけではなく同じであるが、具体的に明文化してあるかないかが違う。ここらへんは几帳面な日本人とおおらかなブラジリアンの文化の差といえるだろう。

ルール適用にレフリーの個人的解釈によって幅が生ずるのは、世界に広まりつつあるスポーツ競技として望ましくないので具体的指針を設けるのは当然といえる。なんかスッキリしたのだ(笑)



追記:観客席からのレフリングに対するヤジ、またはレフリーを恫喝する輩に対する罰則は現在ないそうだ(※もちろん試合中の選手がやったら罰則がある。選手以外への罰則をルール上設けるのは難しい。)
だけど、こういうの大嫌いな私は、個人的になんとかならんかな〜と思っている(-_-メ)
ちなみに私が主催もしくは運営に携わっているCJCT、グラップリングツアー等ではレフリングに対する誹謗中傷、恫喝行為に毅然と対処している。それはレフリング、イベント、広くはその競技、そして競技者を守るために当然と信じている。
最後に、競技会やイベントの「主役は選手」であることは言うまでもないが付け加えておこう。
※ここに書いたのは専らアマチュア競技に関することであり演出を伴うプロフェッショナル系イベントでは扱いが微妙に異なるが根底に流れる思想が変わるものではない。これについてはまたいずれ。