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17、18日東京で開催されたロシア武術「システマ」セミナーに参加してきました。

セルビア人のアレックスコスティック師範のセミナーは二回目です。

前回同様エクササイズを中心に対人練習さらにマスアタック(集団戦)に進みます。

まずは動作ありきなのです。

「動作を止めないでください」

運動エネルギーを遮らず、受け取り滞らせず、速やかに伝達する。

感性を研ぎ澄ましフレキシブルでなければできません。

パンチやプレッシャー等身体にかかるストレスに対し快適に動ける方向とポジションがあり。

「身体が教えてくれる。」

それを自身の身体で探ります

運動エネルギーを遮らず、受け取り滞らせず、速やかに伝達する

「答えは身体の中にあるのです。」


一般的に武術はまず技があるのですが、技に囚われすぎてしまっては身体動作の可能性の幅を束縛してしまうかもしれません。アレックス師範の指摘には目からウロコが落ちました。武術の山があるとするとこういう登り方もあるのかと。。。

「自分の身体を使って遊んでください」

師範は対人練習を

「PLAY」と呼びます。

つい殺伐になりがちな互いにパンチを打ち込む練習も敵にパンチを打ち込むイメージではなくパンチを使って相手をマッサージをするような感じでやります。これなら誰でも安全にステップアップしていけますね。

もちろん、二日間のセミナーですべてを理解できるはずもありませんが核の一端に少しだけ触れられて良かったと思います。

「システマは現在練習している武術の妨げにならない。」

今後も続けて生きたいと思います♪

語彙豊富でユニークな師範。今回最も印象に残ったのは戦闘中の恐怖心について質問を受け
「恐怖心があるからこそ(ストレスに対し)コントロールしようという意思が生まれる」

恐怖心がなければ武術なんて習う必要はないのだ!!


楽しい時を過ごさせていただきました。お伴させていただいた伊藤先生並びに九星会のみなさん、そしてシステマジャパンのみなさまに感謝申し上げます。