先日メンバーの対馬君が最後ということでみんなと食事に出掛けました。集まったのは趣味で柔術を続けるメンバー達。
話し変わって、織物は縦糸と横糸が支え合ってできています。企業等の組織も同じ。上司と部下の縦糸、同僚等の横糸の関係がうまくいってはじめて強い組織になります。私がクラブの運営面で気を使うのは常に横糸の関係。縦糸はほっておいても勝手に出来上がっていきますが、横糸はそうはいきません。きっかけはある程度こちらで用意する必要があります。練習後に食事に出掛けたりメンバー同士でコンパを奨励(?)しているのも横糸のつながりを大切にしたいからです。
メンバーの中にはプロを目指す人も趣味や体力維持のために柔術をする人等、置かれた環境や取り組み姿勢は様々ですが、彼らの縦糸、横糸を繋ぐのはそれぞれが持つ《気持ち》や《心》や《ハート》の部分。柔術家として格闘技的に強いのは大前提ですが、非常識とか人間性が悪いとかハートがないのでは社会的に存在価値がないと思います。
柔術は頭で考えるのではなく体で感じる体感する世界。だから柔術を通じてハートを研くことも可能だと考えます。