拳法では体の中身を水。体は袋。体という袋に水がつまっていて骨や臓器はその中に浮いていると考えられている。初めて聞く人はイメージがわかないだろうが、練習を重ねれば実感できる。実際人体の70%は水分なんだし。
で、その中身を作るのに有効なのが型や套路や気功等の「一人」で行なう練習。相手がいないから自分に集中できる。型や套路をシャドーボクシングの様に対人のイメージトレーニングとするのは間違い。あくまで「自分一人」に集中する。すると体の内部の各部分がどのような関連を持って動いているのかに気付く。そしてそれらに円滑さを求めれば必然的に流動性、液体のような動き、要するに水になってくるのだ。
ちなみに現在の柔術には套路がない。これに相当するのはエビと逆エビくらいか?学習をすすめていずれ柔術に套路を編集したい思う。套路があれば私が80才や90才になっても練習できるからのぉ(笑)。
体の中身が見えてくると、呼吸や立つこと、歩行等超自然過ぎて普段全く意識することのない当たり前にやってる日常動作にだって新鮮味をもって感動できたりする。スポーツや武術、格闘技に上手くなる秘訣は自分の体に隠されているなんて素敵でしょ?
拳法の究極の体の中身は液体を超え気体。そして外形(体)と一致した時、達人の神技に近づくことができると信じる。
目標が高いから志を持って迷わず練習できるし、だから私は練習が楽しい。
楽しくなげれば続かない。続かなければ上手くなれない。楽しいと感じるなら運動神経が悪かろうがなんだって誰だって上手くなれるってこと。これって大切なことだよ(^.^)b
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