ソルトレークオリンピックスピードスケートでは0.03秒差で銀メダルに泣いた清水宏保。試合後の記者会見で金を逃した悔しさを爆発させていた理由とは‥。本来、長身が絶対有利なスピードスケートの世界において王者に君臨する清水。筋肉を破壊し続ける圧倒的な練習量と毎夜襲ってくる筋肉痛の激痛に耐える精神力、これらに裏付けられた自信と磨きあげたテクニックが言わせる。「本番では、たとえ8割の力しか出せなかったとしても勝てる!」
本書を読み進むにつれその言葉が強がりではなかったのが伝わってきます。